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2016年度 学会賞(論文賞、文献賞、奨励賞)候補者募集のお知らせ

拝啓 会員の皆様には、ますますご健勝のことと存じます。
さて、下記に示した2016年度学会賞の候補者を「日本管理会計学会学会賞規程」 に基づいて、以下の要領で募集いたします。会員の皆様には学会賞にふさわしい 候補者を積極的に推薦していただくようお願い致します。

1. 募集する学会賞  論文賞、文献賞、奨励賞(各賞とも若干名)
2. 審査対象業績   2015年4月1日から2016年3月31日まで に刊行されたもの。
3. 応募書類業績等  候補者の略歴、審査対象業績、業績リスト、及び推薦理由書
※応募関係書類、図書は返却いたしません。審査終了後、適切に保管、廃棄致します。

4. 推薦方法      会員の自薦及び他薦による。
5. 推薦締切日     2016年5月31日まで(当日必着)
6. 学会賞授与式   2016年9月1日(年次全国大会の会員総会)
7. 業績等の送付先  〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35
関西大学 商学部 水野一郎 宛
Eメール:icmizunoあっとkansai-u.ac.jp(あっとを半角@マークに変更してください

なお、学会賞の種類、その他の詳細な内容に関しては、「日本管理会計学会学会賞規程」をご参照ください。

以上

学会賞(論文賞、文献賞、奨励賞)審査委員会

2016年度 JAMAスタディ・グループの募集について(公募)

日本管理会計学会会員各位

JAMAスタディ・グループは,会員からの自主的な申請により組織されるものであり,今年度も「スタディ・グループ規程」に従いJAMA スタディ・グループ広く会員の皆様に募集いたします。

応募される会員は,規程にしたがって,(1)研究課題と研究計画の説明書, (2)研究グループの代表者および構成員の氏名ならびに所属機関を明記して, 「JAMAスタディ・グループ申請書」として日本管理会計学会事務局宛 (jama-infoあっとsitejama.org )にメールで申し込んで下さい。

申請期限は2016年6月30日《期日厳守》です。第2回常務理事会で審議し,選考の結果はグループ代表者に通知いたします。

ご参考までに「スタディ・グループ規程」を ご覧下さい。なお,申請書の様式としては,以下の内容を記載して下さい。

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JAMAスタディ・グループ申請書

研究代表者の所属・氏名・連絡先
(住所,電話番号,E-mail)

I 研究課題
II 研究目的(意義・概要・構想)
III 研究計画(方法・実施状況・期待される成果など)
IV 本研究に関する国内外の研究の現状と本研究計画の特徴
V 各共同研究者の所属と氏名,役割分担
VI 研究代表者および共同研究者の過去5年間の主な研究業績

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2016年度 第2回 国際学会参加費の助成について(公募)

日本管理会計学会会員各位

会員の国際的活動を支援する一環として,標記の件について, 下記の要領で公募いたします。

■ 助成対象 ■
管理会計に関連する海外の学会(2016年9月1日から2017年3月31日の間に開催 される学会)において,研究発表をする場合または当該学会と本学会との交流を促進するため活動を行う場合。

■ 助 成 額 ■
航空運賃(往復)が5万円未満の場合には全額を,航空運賃(往復)が5万円を 超過する場合には,5万円にその超過額の1/2を加算した額を助成する。ただし1件あたり10万円を限度とし,予算総額は年間20万円とする。

■ 応募方法 ■
別紙書式に学会開催要項等を添付し,学会事務局に送付すること。
書式(Ms-Word2003:文書名「2016rsdEntrySheet」)は ここをクリックしてダウンロードしてください。

<学会事務局>
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
早稲田大学大学院会計研究科 清水孝研究室内
日本管理会計学会事務局 宛
e-mail:jama-infoあっとsitejama.org (あっとを@に置き換えてください)

■ 応募締切■
2016年7月31日《期日厳守》

■ 選考方法 ■
選考委員会で選考し,常務理事会(2016年8月開催予定)で決定する。

メルコ学術振興財団:セミナー「実験による管理会計研究」のお知らせ

日本管理会計学会会員各位

日本管理会計学会と提携関係にあるメルコ学術財団主催のセミナーが下記の通り、開催されます。奮ってご参加ください。

日時:2016 年6 月11 日(土曜日) 13:30?16:30
(受付は13 時より)
場所:埼玉大学 大学会館2 階ラーニングコモンズ
(埼玉大学バス停横ローソンの2 階です)

プログラム:
講演1 「真実の報告をさせるには?:実験契約理論の最新動向」
同志社大学商学部教授 田口 聡志 氏
講演2 「社会科学における実験手法の応用」
神戸大学大学院経営学研究科講師 日置 孝一 氏

対象:実験による管理会計研究に興味がある研究者・大学院生の方

《参加費は無料です》

配布資料を用意するため、6 月8 日(水)までにe メール(melco@gr.saitama-u.ac.jp)にて参加をお申し込みください(定員35 名)。

なお、お申込みにあたっては、(1)お名前、(2)ご所属、をお知らせ下さいますようお願い申し上げます。

主 催/ 公益財団法人メルコ学術振興財団 埼玉大学経済学部 埼玉大学経済学会

2015年度第1回企業研究会開催記

2016kigyo1.jpg■■2015年度第1回企業研究会は、2016年3月4日午後、名古屋市中村区名駅三丁目28番12号 大名古屋ビルヂング31階と32階に本社を置く株式会社エイチームにて行われました。今回の企業研究会のコーディネーターをお引き受け戴きました木村彰吾先生(名古屋大学)と野口晃弘先生(名古屋大学)には心より御礼申し上げます。3月4日(金)という忙しい時期のなか、コーディネーターの2名の先生を含め合計7名の参加がありました。

■■企業研究会の開催にご支援戴きました牧野隆広(取締役・非常勤)様、奥谷浩之(あずさ監査法人・企業成長支援部長/パートナー・公認会計士)様に心より御礼申し上げます。特に牧野様には、2時間以上にわたり、ご説明戴き本当に有難うございました。はじめに、原田会長の御礼の挨拶と各自名刺交換があり、そのあと早速、32階と31階の本社の見学をさせて戴きました。その後、会議室に戻り、牧野様のプレゼンを拝聴致しました。

■■株式会社エイチームの特色として以下の事柄が挙げられます。設立2000年2月29日。決算期7月。2012年4月東証マザーズ上場、同年11月東証一部上場。名古屋本社の他に東京支社(スタジオ)と大阪支社(スタジオ)があります。牧野様のプレゼンの主たる内容は以下の通りです。昨年の売上高158億、従業数約500名。会社の特徴:ネットを利用し、個人ユーザーに自社サービスを提供している。すべて自社用の開発であり他企業向けの受注サービスを提供していない。「エンターテインメント事業」と「ライフスタイルサポート事業」という戦略上のポジションの異なる事業を展開。「エンターテインメント事業」はスマートフォン向けのゲーム事業であり、ヒットすれば大きな利益に繋がるが、ヒットしないという不確定要素もある。他方「ライフスタイルサポート事業」は日常生活に密着した比較サイトや情報サイトを企画・運営する事業で安定した利益を上げている。この二つの事業を組み合わせることで、企業の安定的成長が達成できるというビジネス・モデルを構築している。

■■エンターテインメント事業:ゲームを開発し、アップル・グーグル(メリット:ユーザーにはいちいちカード情報を登録する必要なし。アップル・グーグルを利用することで、海外のユーザーを対象に市場規模拡大)を通じて配信。アップル・グーグルから課金を受け取る。

■■ライムスタイルサポート事業:いくつかある事業のうち、(1)引越し・予約サイトの「引越し侍」、(2)中古車販売に伴う車の査定と車買取のサイトの「ナビクル」、(3)結婚式場情報サイトの「すぐ婚navi」、(4)自転車の通信販売の「cyma―サイマ―」の4業種の説明がありました。(1)から(3)のビジネス・モデルは、スマホを持つユーザーに情報を提供し、エイチームは業者から仲介手数料(数百円)を戴くというビジネス・モデル。一件当たりの利益はわずかだがスマホを介在することで大きな利益が得られる。(4)の事業だけは自転車通販という通販のビジネス・モデル。(1)「引越し侍」:最大10社に見積もってもらい、ユーザーにとっては最安値の会社と契約が可能。(2)「ナビクル」:ユーザーがエイチームのウェブサイトに情報入力し、エイチームが業者に情報を流す。(3)すぐ婚navi:できるだけ急いで早く結婚式を挙げたいユーザーと結婚式場が空いてしまっていてこのまま結婚式なしよりは、かなりの割引でユーザーに紹介。(4)「cyma―サイマ―」:最近家の近くにある自転車ショップがなくなっているが、一般の通販で買うとパーツで来るが組立が大変ということに目をつけ完成した状態で届けることに特徴。法人からまとまった注文が結構ある。東京と名古屋の郊外に倉庫を造り対応。

■■各ビジネス・モデル運営上の特徴として以下のような説明がありました。ライフスタイル事業(引越、中古車)は季節変動が大きい。自転車事業で在庫が多少あるが、基本的には在庫無し、仕入れ無し。開発費を超えて売り上げれば、一気に利益が上がる。売上高が伸びれば伸びるほど、利益率が高くなる。売上原価が少ない。販管費、人件費が大きい。ほとんど自社で開発制作することから外注費率が低く、その分人件費が大きい。立地は採用に大きな影響を与える。売り上げてから回収するまで、2ヶ月~3ヶ月くらいかかる。売上高が伸びると、運転資金が足りなくなる恐れがある。固定資産をもたず、ソフトウェア無形資産があるくらい。無借金経営:最近金利が安いから、最近は借りるようになった。ゲームの開発が大変だが、運営にも大変コストがかかる。報酬制度として成果報酬と基本給を組み合わせている。またチームとしての評価と個人としての評価も組み合わせている。大型案件は個人ではできないのでコミュニケーション能力や協調性も重要な要素であると考えるからである。

■■従業員に対しては、当社は人がすべてといわれるだけあり(人材不足に対処することも含め)大変手厚い環境となっていることに驚きました。名古屋駅前の一等地の新築ビルへの入居、1フロアーの半分を占め見晴らしのよい社員食堂、東京支社と大阪支社がフロアーの大きな画面に常時映し出され名古屋・東京・大阪が一体となって仕事をしているという気持ちになる試み、パソコンが並ぶフロアーの窓側には様々なリラックス用コーナーの設置や思い立ったときに自由に相談できるワイガヤコーナーの完備などです。従業員の発想がすべてという企業ならではの職場でした。目に見える充実だけでなく、従業員持ち株制度も早期から導入し、その運営に際しても会社側からのプラスアルファの補助もあり、さらに従業員に対するストックオプションやESOP(イソップ、Employee Stock Ownership Plan 従業員による株式所有計画)も導入し、企業業績が従業員にも反映され、全社的一体感を醸成できるような制度も完備されていることにも一同驚きました。名古屋には当社のようなIT企業がほとんどないためもあり、従業員の定着率は大変良いということでした。

王 志(名古屋商科大学)