「リサーチセミナー」カテゴリーアーカイブ

2025年度第2回リサーチセミナー

日本管理会計学会・会員各位

2025年度第2回リサーチセミナーを以下の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

開催日:2025年12月6日(土)
開始時刻:14時から16時(予定)
開催方法:オンライン(Zoom)
参加費:無料

参加申込方法:11月30日(日)までに下記のリンクからお申し込みください。
申込リンク:https://forms.gle/35fnRWAWbMvf1zG18
参加の申し込みをされた方に、開催数日前にZoomのURLとフルペーパーをお送りします。

【プログラム】
14:00-14:05 開催挨拶
14:05-15:00 研究報告1(報告30分、討論15分、フロア質疑10分)
15:00-15:55 研究報告2(報告30分、討論15分、フロア質疑10分)
15:55-16:00 閉会挨拶

【研究報告1】(報告30分、討論15分、フロア質疑10分)
14:05-14:35 研究報告1
・報告タイトル:Signaling and Cost Management: Dividend Forecast and Asymmetric Cost Behavior in Japan
・報告者:加藤大智先生(松山大学)
・概要:This study investigates the relationship between signaling and cost management through the lens of dividend forecast and asymmetric cost behavior.
Using data of Japanese firms, this study finds that dividend forecasts, representing a commitment to dividends, is positively associated with cost stickiness.
This findings suggest that signaling induces adjustment costs that influencing managerial resource adjustments.

14:35-14:50討論(研究報告1)
・討論者:安酸建二先生(近畿大学)

14:50-15:00 質疑(研究報告1)

【研究報告2】(報告30分、討論15分、フロア質疑10分)
15:00-15:30 研究報告2
・報告タイトル:主観的業績評価における幸運・不運の調整方針が意思決定に与える影響
―リスク態度と合理的判断に関する実験研究―
・報告者:永田大貴氏(神戸大学大学院博士後期課程)
・概要:本研究は,主観的業績評価における幸運・不運の調整方針が被評価者の意思決定に及ぼす影響を実験的に検証する。既存研究は不運の調整に主眼を置き,幸運の扱いをほとんど検討してこなかった。本研究は,幸運・不運の調整有無を操作した2×2参加者間実験を実施し,被評価者のリスク態度と合理的判断の変化を測定した。実務において一般的な非対称的調整方針と、理論的に想定可能な評価方針との下で生じる意思決定の差異を捉えることで、主観的業績評価制度が被評価者の行動に及ぼす機能的側面を検討する。

15:30-15:45 討論(研究報告2)
・討論者:妹尾 剛好先生(中央大学)

15:45-15:55 質疑(研究報告2)

15:55-16:00 閉会挨拶

問合せ先:帝塚山大学 松木智子(matsugitezukayama-u.ac.jp)

2025年度第1回リサーチセミナー 開催記

 2025年度第1回リサーチセミナーは、金沢大学を開催準備校(準備委員長:阪口 博政 氏)として、2025年6月28日(土)14時00分~15時05分にZoomを用いてオンラインで開催されました。当日の参加者は、16名でした。
 日本管理会計学会・副会長の島 吉伸 氏(近畿大学)より開催の挨拶があり、阪口 博政 氏(金沢大学)の司会により進められました。報告者は商 哲 氏(弘前大学)で、討論者は梅田 宙 氏(高崎経済大学)でした。討論者およびフロアから、研究をより良くするための建設的なコメントと質問があり、活発な議論が行われました。

報告者:商 哲 氏(弘前大学)
討論者:梅田 宙 氏(高崎経済大学)
報告タイトル:ルーズ・コントロールによるBSCを軸とした経営管理について

 報告では、バランスト・スコアカードにおけるルーズ・コントロールによる経営管理の事例分析が行われました。先行研究では、バランスト・スコアカードにおいては4つの視点に加え、プロセス指標や先行指標まで設定してタイト・コントロールの実施を支援していると考えられる一方で、これまでの研究においてもルーズ・カプリング、タイトネスなどに関する議論が見られています。そこで本研究では、バランスト・スコアカードを用いた時の、ルーズ・コントロールによる経営管理の可能性やルーズネスのレベルの検討が行われました。結果として、事例からは先行研究にあるタイト・コントロールが行われていなくても企業が成長でき、コントトロール・メカニズム自体のルーズネスとコントロール・メカニズム間のルーズネスとして行われている可能性が示されました。

文責:阪口 博政(金沢大学)

第一回リサーチセミナーの案内

日本管理会計学会・会員各位

2025年度第1回リサーチセミナーが以下の通り開催されますので、ご案内申し上げます。

開催日:2025年6月28日(土)

開始時刻:14:00~15:05(予定)

開催方法:オンライン(zoom)

参加費:無料

 

参加申込方法:6月24日(火)までに下記のZoom登録リンクにご入力ください。

参加の申込みをされた方に、開催数日前にZoomのURLをお送りします。

https://kanazawa-university.zoom.us/meeting/register/KmhNRpiAS8enszEiD4pFKQ

プログラム

14:00-14:05 開催挨拶

14:05-14:35 研究報告

タイトル:ルーズ・コントロールによるBSCを軸とした経営管理について

報告者:商哲先生(弘前大学)
 概要:バランスト・スコアカード(BSC)は4つの視点に加え、プロセス指標や先行指標まで設定し、タイト・コントロールの実施を支援していると考えられる。しかし、これまでの管理会計研究においては、ルーズ・カプリング、タイトネスなどに関する議論が見られ、BSCを利用した経営管理において、必ずしもタイト・コントロールを実施する必要があるとは限らないと考えられる。本研究は、BSCを用いたとき、ルーズ・コントロールによる経営管理が可能なのか、どのレベルのルーズネスであるかについて検討することを研究目的とする。結果、研究対象の中小企業から、Kaplanらが主張したようなタイト・コントロール(厳格な因果関係の設定と検証や重要業績指標の設定とレビューなど)が行われていなくても、ルーズ・コントロールのもとで企業が成長できたことが分かった。そのようなルーズ・コントロールは、個々のコントロール・プラクティスの関係及び個々のコントロール・エレメントの関係がルーズであることを意味する。

14:35-14:50 討論

討論者:梅田宙先生(高崎経済大学)

14:50-15:00 質疑

15:00-15:05 閉会挨拶

問合せ先:金沢大学 阪口博政(sakaguchistaff.kanazawa-u.ac.jp)

2025年度第1回リサーチセミナー報告者募集のご案内

日本管理会計学会・会員各位

2025年度第1回リサーチセミナーを2025年6月28日(土)にオンラインにより開催いたしますので,スケジュールのご案内を申し上げます。報告をご希望の方は,下記の応募要領をご参考の上,ご応募をいただきますようお願い申し上げます。
本リサーチセミナーは若手研究者の研究水準向上の機会として開催されるものです。
報告希望多数の場合には,ご希望に添えない場合もあることをご了解の上,お申込み下さい。またその場合,若手研究者を優先するものといたします。

参加申込の案内につきましては後日,プログラムの確定後に,もう一度連絡いたします。

              記

開催日:2025年6月28日(土)
開始時刻:14時より(予定)
開催方法:オンライン(Zoom)
進行:報告30分,討論15分,フロア質疑10分(予定)

<報告応募要領>
1. 締切日:2025年4月30日(水)
2. 応募方法:標題に「リサーチセミナー報告希望」と記載し本文中に下記を明記のうえご応募ください。
(1) 報告タイトル・概要(200-300字程度)・言語(日本語または英語):
(2) 氏名:
(3) 所属機関:
(4) 職名:
(5) 連絡先(E-mail):

 なお,ご報告者には,日本語と英語のいずれのご報告の場合にも,6月上旬を目途にFull paperまたはExtended Abstractの提出をお願いいたします。
3. 応募先:金沢大学 阪口博政
    sakaguchistaff.kanazawa-u.ac.jp
   件名を「リサーチセミナー報告希望」としてメールにてお申し込みください。