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日本会計研究学会スタディ・グループ「日本の女性会計学者の現状と課題」質問票調査のお願い

日本管理会計学会会員各位

謹啓 立春の候、管理会計学会会員の先生方におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、このたび私ども日本会計研究学会スタディ・グループ「日本の女性会計学者の現状と課題」(主査 北村敬子)より質問票調査へのご協力を賜わりたく、2016年1月10日付にて日本会計研究学会会員の先生方宛で質問票を郵送申し上げました。

すでにご回答下さいました先生方には、厚くお礼申し上げます。お忙しい中、誠にありがとうございました。

本調査は、女性会員だけでなく、男女を問わず広く会員の先生方にご回答をお願いするものです。

まだご回答でない先生方にもぜひご協力を賜わりたく、締め切り(2月29日)が近づいて参りましたので、こちらでもお願い申し上げる次第です。

2016年2月29日(月)までに、下記ウェブサイトにてご回答頂けますと誠に有難く存じます。

アンケートウェブサイト http://goo.gl/forms/spZjzL5swg

ご多忙の折、大変恐縮に存じますが、何卒ご協力下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。

謹白

2016年度 第1回 国際学会参加費の助成について(公募)

日本管理会計学会会員各位

会員の国際的活動を支援する一環として,標記の件について, 下記の要領で公募いたします。

■ 助成対象 ■
管理会計に関連する海外の学会(2016年5月1日から2016年8月31日の間に開催 される学会)において,研究発表をする場合または当該学会と本学会との交流を促進するため活動を行う場合。

■ 助 成 額 ■
航空運賃(往復)が5万円未満の場合には全額を,航空運賃(往復)が5万円を 超過する場合には,5万円にその超過額の1/2を加算した額を助成する。ただし1件あたり10万円を限度とし,予算総額は年間20万円とする。

■ 応募方法 ■
別紙書式に学会開催要項等を添付し,学会事務局に送付すること。
書式(Ms-Word2003:文書名「2016rsdEntrySheet.doc」)はこちらから ダウンロードしてください。

<学会事務局>
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
早稲田大学大学院会計研究科 清水孝研究室内
日本管理会計学会事務局 宛
e-mail:jama-infoあっとsitejama.org (あっとを@に置き換えてください)

■ 応募締切■
2016年3月31日《期日厳守》

■ 選考方法 ■
選考委員会で選考し,常務理事会(2016年4月開催予定)で決定する。

なお,2016年度の2回目の公募は,2016年9月1日から2017年3月31日に開催される学会に対して,募集時期:2016年5月末,応募締切:2016年7月末を予定しています。

2015年度第3回(第47回)九州部会 開催記

2015kyushu3.png■■ 日本管理会計学会2015年度第3回(第47回)九州部会が、2015年11月7日(土)に福岡大学(福岡市城南区)にて開催された(準備委員長:飛田努氏(福岡大学))。今回の部会では、九州以外に中部・関東からもご参加をいただくなど、15名近くの研究者や大学院生の参加を得て、活発な質疑応答が展開された。

■■ 第1報告は、黒岩美翔氏(九州大学大学院博士課程)より、「社会責任戦略コントロールに関する一考察:全社的リスクマネジメントERMの可能性」と題する研究報告がなされた。本報告は、財務的コントロールと社会的コントロールの比較考察を通して、マネジメントコントロールやガバナンスシステム、また全社的リスクマネジメントがどこへ向かうのかについて、その手掛りを得ることを目的としている。
報告では、Moquet(2010)に基づいて、社会的責任戦略コントロールを行っているフランスのダノン社の事例を通じて、社会的責任の4つの特徴を分析しながら理論的提案を行っている。報告者は、Moquet(2010)を踏まえた理論的提案を踏まえて、企業が社会的責任戦略のコントロールを実現する方策として「CSRを考慮したERM」を提案している。

■■ 第2報告は、木村眞実氏(沖縄国際大学)より、「自動車解体業への試案MFCAー樹脂を対象としてー」と題する研究報告がなされた。本報告は、MFCAを使用し、静脈産業の生産プロセスには改善の可能性があることを示すことを目的としたものである。
報告では、静脈産業である自動車解体業A社を対象にして、安城・下垣(2011)に基づいて作成された「試案のMFCAバランス集計表」のエクセルの計算例や、リサイクルフロー図が示された。A社では従来、使用済自動車由来の樹脂部品(バンパーなど)は代替加炭材の原料として処理されていたが、この樹脂部品を樹脂ペレットという形でマテリアルリサイクルを行うという生産プロセスの改善がされている。報告者は、試案のMFCAバランス集計表を作成した結果、こうした生産プロセスの改善の効果が金額や物量ベースで「見える化」できたことを示している。

■■ 第3報告は、新茂則氏(中村学園大学)より、「日本版スチュワードシップ・コードとROE投資」と題する研究報告がなされた。本報告は、企業の収益向上に向けた政策と株価動向の実証分析を行うことを目的としている。
報告者は、日本の株式市場の最大の投資家は外国人投資家であること、ROEについて経営者と投資家の意識のズレがあること、JPX日経インデックス400(JPX400)の創設により企業経営者の意識にROE経営に重きをおく環境が整ったことなどを問題意識に置いている。報告では、quickやヤフーファイナンスのデータの分析結果が示され、東証時価総額上位企業のROEとPBRには正の相関(0.68)がみられること、JPX400と為替レートは強い正の相関(0.88)があること、JPX400の投資収益率のパフォーマンスはベンチマーク(TOPIX)よりも高いことが示された。

■■ 第4報告は、西村明氏(九州大学名誉教授)より、「管理会計におけるデリバティブとものづくり」と題する研究報告がなされた。本報告は、リスク一般ではなく、最も現実的で企業経営に影響するリスクと管理会計との関係を明らかにすることで、現代における管理会計の特徴と問題点の解明を目的としている。
報告者は、Nishimura(2015)で提案したCOLCモデル(Comprehensive Opportunity and Lost Opportunity Control Model)は強い金融経済の中で、リスク管理や持続的な収益性に確報する方法であるとしても、デリバティブの投機性を処理することはできないため、企業経営と管理方法がその社会的な運用において、社会との対話や批判を組み入れ、公正かつ客観的なものでなければならないとしている。その意味での管理会計は、国際会計基準、とりわけコーポレートガバナンスや内部統制と強い連携を持つと共に、公開制・透明性・管理責任制をより強く意識し、システムとしてそれらを確立しなければならないと結論づけている。

■■ 報告会終了後には開催校のご厚意で、大学周辺の居酒屋で懇親会も開催され,実りある交流の場となった。

足立俊輔 (下関市立大学)

2015年度第3回管理会計フォーラムのお知らせ

日本管理会計学会会員各位

晩秋の候、皆様におかれましてはますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、2015年度第3回フォーラムは下記の要領で同志社大学において開催致します。今回ご報告をいただく方は、大学院生と大学に勤務されてから数年という若手研究者の方々で、いずれも将来有望な研究者です。皆様と一緒に活発な議論ができれば、と考えています。
また、フォーラム終了後、懇親会も予定しております。こちらの方にもご参加いただくようよろしくお願いいたします。

■日時・会場
日時:2015年12月5日(土)13:00-17:00
会場:同志社大学今出川キャンパス(〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入)
至誠館2番教室(S2)

■交通アクセス・キャンパスマップ
アクセス:地下鉄烏丸線 今出川駅下車すぐ
http://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/imadegawa.html

キャンパスマップ
http://www.doshisha.ac.jp/attach/page/OFFICIAL-PAGE-JA-42/55135/file/campusmap_imadegawa.pdf

■参加費:1,000円(会場受付で当日払い)

■フォーラム・スケジュール(敬称略)
・13:30-13:35 会長挨拶
・13:40-14:15 第1報告
「ストックオプションの付与と経営者の機会主義的行動」
報告者:遠谷 貴裕(明星大学)
コメンテーター:細海昌一郎(首都大学東京)
・14:15-14:50 第2報告
「中国における中小企業管理会計の現状と課題-大連での調査を中心にして-」
張宏武(関西大学商学研究科博士後期課程2年)
コメンテーター:大島正克(亜細亜大学)
・14:50-15:25 第3報告
「防衛調達に関する契約時概算原価と実際原価の差異に関する考察:利益調整研究手法の応用」
報告者:尻無濱 芳崇(山形大学人文学部)・森光 高大(日本経済大学経営学部)
コメンテーター:威知謙豪(中部大学)
・15:25-15:35 休憩
・15:35-16:10 第4報告
「アメーバ経営が有するPDCAサイクルの分析」
報告者:大西智之(早稲田大学大学院博士後期課程1年)・町田遼太(早稲田大学大学院博士後期課程2年)
コメンテーター:潮清孝(中央大学)
・16:10-16:45 第5報告
「業績評価と業績指標の操作:主観的業績評価の役割」
報告者:北田智久(神戸大学大学院博士後期課程2年)
コメンテーター:中川優(同志社大学)

■懇親会
時間:17:30-19:00
会費:3,000円(予定)、当日会場にて支払い
場所:京都ガーデンパレス
〒602-0912 京都市上京区烏丸通下長者町上ル龍前町605
(当日会場からご案内します。徒歩15分程度)
TEL: 075-411-0111  FAX: 075-411-0403
※懇親会は事前にお申し込み下さい。会場の都合上、当日に申し出られまして受付できない場合があります。
※懇親会についてのお問い合わせを直接、ホテルにはなさらないようにお願いします。お問い合わせは、準備委員までお願いします。

参加の申込はe-mailにて中川優(mnakagaw”あっと”mail.doshisha.ac.jp)宛に11月22日(日)までにお願いします。なお、メールに、1.ご氏名、2.ご所属、3.電話番号および4.懇親会の出欠、をお知らせ下さるようお願い致します。

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2015年第3回管理会計フォーラム実施委員会
委員長  中川優(同志社大学)
委員  青木雅明(東北大学)

管理会計フォーラム担当 青木雅明(東北大学)