「年次全国大会」カテゴリーアーカイブ

2017年度全国大会実行委員会からのお知らせ

会員各位

会員の皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
日本管理会計学会の2017年度全国大会まであと3週間を数えるばかりになりました。皆様をお迎えする準備も着々と進んでおります。
8月上旬に郵送にてお知らせしましたものから,プログラムに一部変更がありますので,改訂版を上げさせていただきます。
また,公認会計士協会からCPE研修の単位授与の認定をいただきました。自由論題の研究報告(8月28日・29日それぞれ)に2単位,スタディグループ・産学共同研究グループ報告および特別講演には3単位,統一論題の研究報告には2単位,討論会には1単位をCPEの単位とすることができます。
参加を希望される方は、8月18日(金)までにお振り込みください。多数の皆様が参加していただけますようお待ちいたしております。

■■プログラム(改訂版)
2017_jama_conference_program.pdf

日本管理会計学会2017年度全国大会実行委員会委員長 田坂 公

2016年度年次全国大会開催記

■■ 日本管理会計学会2016年度全国大会は、2016年8月31日(水)から9月2日(金)の3日間、明治大学駿河台キャンパスにおいて開催された。8月31日には、学会賞審査委員会、常務理事会、理事会、理事懇親会が開催された。9月1日は、午前9時30分から5会場に分かれ、計17の自由論題報告が行われた。午後には、会員総会、スタディ・グループ報告、産学共同研究グループ報告、特別講演が行われた。特別講演終了後、午後6時すぎより、駿河台キャンパス リバティタワー23階の岸本辰雄・宮城浩蔵ホールにて会員懇親会が開催され、会員の懇親を深めた。翌2日は、午前9時30分から5会場に分かれ、計16の自由論題報告と計4のスタディ・グループセッションが行われた。午後には、統一論題の報告と討論が行われた。これと並行して、スタディ・グループと産学共同研究グループによる報告が行われた。

■■ 学会賞特別賞:淺田 孝幸氏(立命館大学)
功績賞:菊井 高昭(上智大学)、西村 優子氏(青山学院大学)
文献賞:辻 正雄氏(名古屋学院大学大学院)
『会計基準と経営者行動–会計政策の理論と実証分析–』中央経済社.
奨励賞:佐久間 智広氏(松山大学)
「マネジャーの個人差が意思決定・業績に与える影響
–株式会社ドンクの店舗データを用いた定量的検証–」
『管理会計学』第24巻第1号.
北田 智久 氏(神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程)
「日本企業におけるコストの反下方硬直性」『管理会計学』第24巻第1号.

■■特別講演
淺田 孝幸氏(立命館大学)の司会のもと、今給黎 真一氏(株式会社日立製作所)による「日立の業績管理の変遷」と小林 哲夫氏(神戸大学名誉教授)による「戦略的管理会計研究の論点」の特別講演が行われ、質疑がなされた。

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■■ 統一論題・討論「管理会計の新展開」
辻 正雄氏(名古屋学院大学大辻先生.jpg学院)を座長とする統一論題報告が行われた。テーマは、「管理会計の新展開」であった。辻 正雄座長による開題の後、次の3つの報告が行われた。

 

■ 統一論題報告(1) :青木 章通氏(専修大学)
「サービス組織におけるマネジメント・コントロールの新展開」青木先生.jpg
本報告では、管理会計の中核的な概念であると考えられるマネジメント・コントロールを取り上げ、対人的なサービス組織において質の高いサービスを生み出すためのマネジメント・コントロール・システムとはどのようなものかについて、隣接領域であるサービス・マネジメントの研究成果を検証しながら考察した。

■ 統一論題報告(2) :堀井 悟志氏(立命館大学)
「管理会計の常識的知識への接近」
本報告では、管理会計の「常識的知識」に着堀井先生.jpg目して管理会計実践を理解することで、これまでの管理会計の科学的知識では明らかにされなかった管理会計の役割やありように光を当て、新たな理論構築の方法をin-depthケーススタディ研究やアクション・リサーチの事例をもとに考察した。

■ 統一論題報告(3) :前田 陽氏(明治大学)
「管理会計におけるミクロ・マクロ・ループの意義と課題」
本報告では、ミクロ・マクロ・ル前田先生.jpgープ(MMループ)が取り上げられた。MMループに焦点を当てた研究は近年、自律的組織の経営システムやその情報的相互作用の重要性から盛んに行われている。MMループ自体は管理会計固有の概念ではなく、システム全般に関わる一般的な概念である。前田氏は、 MMループを企業内に生むようシステムを設計するにはどうしたら良いのだろうかを出発点に、中国に進出した大手小売業のI社の事例を通じて、MMループを構築することの意義およびその課題を考察した。

■ 統一論題討論
統一論題報告の後、続けて統一論題討論が行われた。辻 正雄座長の司会のもと、フロアからの質問に発表者が答える形で討論が進められ、活発な意見交換が行われた。
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■■ 次回の日本管理会計学会年次全国大会は、福岡大学において2017年8月27日(日)から29日(火)にかけて開催される予定である。

2016年度全国大会実行委員会  委員長 森久(明治大学)

2016年度年次全国大会プログラム発送のお知らせ

日本管理会計学会2016年度年次全国大会を、8月31日(水)から9月2日(金)にかけて明治大学駿河台キャンパスにて開催いたします。開催に先立ちまして、大会プログラムを発送いたしましたので、ご確認くださるようお願いいたします。参加を希望される方は、同封の払込取扱票にて8月12日(金)までにお振り込みください。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

なお、こちらから、2016年度年次全国大会プログラムのPDFをダウンロードいただけます。

2016年度年次全国大会 大会準備委員会委員長 森 久

2015年度年次全国大会開催記

■■ 日本管理会計学会2015年度全国大会は、平成27年8月28日(金)から30(日)の3日間、近畿大学東大阪キャンパスにおいて開催された。28日には、学会賞審査委員会、常務理事会、理事会、理事懇親会が開催された。29日は、午前9時30分から4会場に分かれ、計16の自由論題報告が行われた。午後には、会員総会、特別講演に続き、統一論題報告と討論が行われた。統一論題報告終了後、午後6時すぎより、東大阪キャンパス内のブロッサムカフェにて会員懇親会が開催され、会員の懇親を深めた。翌30日は、午前9時30分から5会場に分かれ、計16の自由論題報告が行われ、これと並行して、スタディ・グループと産学共同研究グループによる報告が行われた。

■■ 学会賞
功績賞:上總康行氏(京都大学名誉教授)、小林啓孝氏(早稲田大学)
文献賞:伊藤和憲氏(専修大学)
『BSCによる戦略の策定と実行:
事例で見るインタンジブルズのマネジメントと統合報告への管理会計の貢献』同文館出版.
論文賞:木村史彦氏(東北大学)
「事業内容と利益マネジメント-利益マネジメントの業種間比較を通じて-」
『管理会計学』第23巻第1号.
奨励賞:堀井悟志氏(立命館大学)
「予算管理とイノベーションの創出」『管理会計学』第23巻第1号.

■■ 統一論題・討論「コスト・ビヘイビアと原価計算」統一論題開題.JPG
片岡洋人氏(明治大学)を座長とする統一論題報告が行われた。テーマは,「コスト・ビヘイビアと原価計算」であった。片岡洋人座長による開題の後、次の3つの報告が行われた。

■ 統一論題報告(1) :椎葉 淳氏(大阪大学大学院)
「コスト構造と企業リスク:近年の理論・実証研究からの示唆」
本報告では,企業リスクとの関係からコスト構造に関する近年の研究を概観するとともに,今後の研究の方向性について議論された。椎葉氏は,(1)経営者のインセンティブを考慮したコスト構造のモデルへの拡張,(2)生産関数としての企業理論とエージェンシー理論の融合,という二つの必要性を指摘された。

■ 統一論題報告(2) :梶原武久氏(神戸大学大学院)
「コストマネジメント行動とコスト・ビヘイビアの裏側に迫る」
本報告では,近年におけるコスト・ビヘイビア研究の展開を概観した上で,今後の研究の方向性として,(1)財務会計研究と管理会計研究の接合,(2)コスト・ビヘイビア研究とコストマネジメント研究の接合,という二つの方向性が提示された。梶原氏はそのうち(2)に注目し,その試みの一つとして,日本ロジスティックスシステム協会による物流コスト調査のデータを用いた分析結果を示した。

■ 統一論題報告(3) :新井康平氏(群馬大学)
「管理会計研究における階層線形モデル(HLM)の有用性の探求:文献レビューによる検討」
本報告では,管理会計研究・実務における階層線形モデル(HLM)の有用性を探求することを目的として,HLMを企業単位ではなく,よりミクロな単位の財務数値に適用する上での可能性と注意点が議論された。これらを踏まえて、HLMの管理会計・原価計算研究および実務への含意が議論された。

■ 統一論題討論統一論題討論.JPG
統一論題報告の後,続けて統一論題討論が行われた。各報告者による要約の報告および補足事項に続き,片岡洋人座長から問題提起がなされた。その後,参加者との活発な質疑応答が行われた。

■■ 次回の日本管理会計学会年次全国大会は、明治大学において2016年8月31日(水)から9月2日(金)にかけて開催される予定である。

2015年度全国大会実行委員会  委員長 安酸建二(近畿大学)

2015年度年次全国大会のプログラム掲載

日本管理会計学会 会員各位

8月28日(土)から30日(日)にかけて開催の2015年度年次全国大会の案内を掲載いたします。29日(土)の懇親会では、30kg台の近大マグロを一匹手配いたしました。懇親会へもぜひご出席ください。

また、学会直前になりますと宿泊先の確保が困難になりますので、ホテルのご予約も早めにお済ませください。

2015年度年次全国大会プログラム(PDF版)

2015年度全国大会実行委員長 安酸建二