2019年度第3回企業研究会開催中止について

昨日2/26(水)午後に、ホシザキ株式会社の本件担当の方から「昨今のコロナウイルス感染防止の観点から本研究会は、 延期させていただきたくお願いいたします。事由としては、基本方針が発表され、弊社としても、 新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、 参加者および関係者の健康・ 安全面を第一に考慮した結果でございます。」とのご連絡をいただきました。受入先企業から延期の要請がありましたので、残念ではありますが3/3(火)の2019年度第3回企業研究会を中止とさせていただきます。参加申込みをいただいた先生方には、昨日すぐに連絡いたしました。

日本管理会計学会2020年次全国大会開催のご案内

会員各位


 日本管理会計学会会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 このたび、2020年度の年次全国大会が、8月27日(木)~8月29日(土)の日程で名古屋商科大学大学院名古屋校に於いて開催されることになりました。
 開催場所の名古屋商科大学大学院名古屋校は2015年に開校された、社会人を対象とする修士課程のビジネススクールです。ビジネススクールの主要な国際認証(AACSBとAMBA)の2つが授けられており、日本語による学科目のみならず、ダブルディグリーの取得を目指す海外からの多数の大学院生を対象とする英語の学科目も開講されております。今大会の自由論題とスタディーグループの報告は、ケースメソッドによるアクティブラーニングが実践されている教室で行われます。
 今大会の準備(実行)委員会は、学会の伝統を継承して、研究者と大学院生による学術研究ならびに実務家による実践研究の双方の報告がなされ、相互の交流が深まる環境となるよう努める所存です。
 統一論題のテーマは,「エビデンス・ベースト(Evidence based)」な管理会計研究を目指して(仮)」を予定しております。さらに、海外から報告者を募り、英語によるセッションを設定する予定です。また、特別講演として、Journal of Management Accounting ResearchのEditorであるJason Schloetzer教授をお招きして、evidenceを高めるためのリサーチデザインに関するご自身の研究についてご講演いただくことを企画しております。
 大会のスケジュールは以下の予定です。

8月27日(木) 常務理事会、理事会
   28日(金) 自由論題報告、総会、特別講演、スタディーグループ報告、統一論題報告、
懇親会
   29日(土) 自由論題報告、統一論題討議、自由論題報告


 自由論題報告に応募されるかたは、5月31日までにお申し込みを、8月8日までに報告論文(フルペーパー)のご提出を、それぞれE-mailでjama2020nucb[at]gmail.com([at]を半角の@に変更してください。)へいただきますようお願いいたします。もちろん、英語による報告もお受けいたします。なお、詳細については改めて3月上旬に会員各位にご案内し、詳細の大会プログラムは6月下旬にご郵送する予定です。
多くの方々にご参加いただけますよう、準備委員会一同は万全の準備を進める所存です。
 何卒よろしくお願い申し上げます
             2020年2月12日
             日本管理会計学会2020年度年次全国大会
               準備(実行)委員会
               辻 正雄(名古屋商科大学大学院)

 

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PDFファイルはhttps://sitejama.jp/wp-content/uploads/2020/02/20200212.pdfよりダウンロードしてください。

2019年度第2回(第57回)九州部会開催記

令和元年11月11日 足立俊輔 (下関市立大学)

■■ 日本管理会計学会2019年度第2回(第57回)九州部会が、2019年11月9 日(土)に九州大学(福岡市西区)にて開催された(準備委員長:大下丈平氏)。今回の九州部会では、関東・中国・九州からご参加をいただき、15名の研究者および院生の参加を得て、いずれの報告においても活発な質疑応答が展開された。

■■ 第1 報告は、田尻敬昌氏(九州国際大学准教授)により、「就労継続支援B型事業所における取り組み」と題する報告が行われた。本報告は、障がい者の就労継続支援事業所であるユーアイキッチン(茨城県水戸市)にインタビュー調査を行い、当該事業所で使われている「タスカルカード(作業内容カード)」が、Enablingに利用されているのかを考察することを目的としている。

 報告者は、Enablingには、①修復性、②透明性(内部透明性・全体透明性)、③柔軟性の4つの設計原理があることを指摘しており、それぞれの設計原理に、ユーアイキッチンの組織目的やタスカルカードの内容を当てはめて整理している。例えば、タスカルカードが貼られているホワイトボードは1日の業務全体が事業所内で把握でき、また、障がい者間でカードの交換ができる点において、全体透明性や柔軟性が確保されていることが明らかにされている。

 

■■ 第2報告は、足立俊輔氏(下関市立大学准教授)より、「タスク・シフティングに病院原価計算が果たす役割」と題する報告が行われた。本報告は、厚生労働省で議論されている「医師の働き方改革」におけるタスク・シフティング(TS)の推進と病院原価計算の関係性を、病院TDABC(時間主導型活動基準原価計算)の文献レビューから整理することを目的としたものである。

 報告者によれば、キャプラン=ポーターが2011年にTDABCに関する論文を発表して以来、TDABCを試験的に導入した病院を紹介した論文では、resource substitutionやreassingmentの観点からTSに関する考察が指摘されている。例えば、医師や看護師が行う業務を移管する場合には、代わりに医療補助者(Physician Assistant)、患者搬送専門者、遺伝診断士など、当該業務を行う専門スタッフを雇用することになる。報告者は、当該スタッフに支払われる診療報酬は減額されることが多いことや、キャパシティ費用率と作業時間にトレードオフが発生することに触れ、病院TDABCを実施してコストを認識する必要性を指摘している。

 

■■ 第3報告は、大下丈平氏(九州大学教授)より、「現代フランスコントロール論の系譜」と題する報告が行われた。本報告は、企業の不祥事や会計不正を契機として生じた「内部統制」やERM(全社的リスク・マネジメント)という企業の内部システムから提起された問題と、「持続的発展」といった言説のもとに進められる「社会的共創戦略コントロール論」といった企業の外部から提起されてきた問題を受け、ビジネス・モデルをベースに「ガバナンス・コントロール」という構想の緊要性を提示することを目的としたものである。

 企業の内部と外部からの問題提起や「ガバナンス・コントロール」概念の発案は、報告者のフランス管理会計研究を通じたコントロール論のパラドックス概念の認識が出発点となっている。そして報告者は、フランス管理会計研究の第一人者であるアンリ・ブッカンが、マネジメント・コントロールの前提としてビジネス・モデルを構築したという事実を強調し、当該事実が、企業経営を経済的にモデル化することや、企業内外の協同を維持する能力を高めるために必要とされていることを指摘している。

 

■■ 研究報告会終了後、開催校のご好意により、学内のカフェにて懇親会が行われた。来年度の九州部会は、熊本学園大学と福岡大学にて開催予定である。

 

日本管理会計学会 第36回(2019年度第2回)関西・中部部会のご案内

日本管理会計学会会員 各位

 

日本管理会計学会 第36回(2019年度第2回)関西・中部部会のご案内

 

下記の要領にて第36回(2019年度第2回)関西・中部部会(日本原価計算研究学会2019年度関西部会、神戸大学経営学研究科共催)を開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。

鈴木竜太教授(神戸大学経営学研究科)にご講演頂くと共に、5つの自由論題報告を行います。

 

             記

 

日時:2019年11月16日(土)13時30分~

 

■ 会場

場 所:神戸大学 六甲台第1キャンパス(神戸市灘区六甲台町 2-1)

経営学部本館 2 階 206 教室

https://www.b.kobe-u.ac.jp/access/

https://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/index.html

 

■ スケジュール

◆講演 13:30-14:10 

「結果の強調が組織行動におよぼす影響」

 鈴木竜太教授(神戸大学経営学研究科)

 

◆自由論題報告(報告25分 質疑応答10分)

◇14:20-14:55 第1報告

「顧客価値基準価格決定の有用性」

 皆川芳輝(名古屋学院大学商学部 )

 

◇15:00-15:35 第2報告

「非財務情報が企業価値へ与える影響の研究」

下田卓治(NECマネジメントパートナー(株)・筑波大学大学院)

 

◇15:45-16:20 第3報告

「キャパシティの利用度と混雑コスト:探索的研究」

新井康平(大阪府立大学・群馬大学),福嶋誠宣(京阪アセットマネジメント(株)),安酸建二(近畿大学),栗栖千幸(亀田医療大学)

 

◇16:25-17:00 第4報告

「組織間コントロールにおける境界連結者の認知的コンフリクト」

大浦啓輔(立命館大学経営学部)

 

◇17:05-17:40 第5報告

國部克彦(神戸大学経営学研究科),謝 江龍(神戸大学学術推進研究員)

「台湾におけるMFCAの展開―日本との比較を通じて」

 

■懇親会

18:00-19:30

場所 さくら (神戸大学六甲台第1キャンパス内)

 

■参加費用

 部会参加費  1,000円(ただし職をもたない大学院生は無料)

 懇親会参加費 3,000円

 

■お申し込み先:(以下のフォーム部分をコピーのうえ電子メールで事前にお申し込みください)

  kansaibukai[at]jcaa-net.org(締切:11月10日(日))「[at]を半角@に変更してください。」

 

:::::::::::メールで連絡頂く部分::::::::::::::::::::::::::::::::::::

ご氏名

ご所属

懇親会参加希望の有無   有り (不参加の場合は行を消してください)

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

日本管理会計学会九州部会第57回大会のご案内

2019年10月吉日

日本管理会計学会会員各位

日本管理会計学会九州部会第57回大会のご案内

拝啓 初秋の候,会員の皆様におかれましては,ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて,下記の要領にて,日本管理会計学会九州部会第57回大会を,九州大学伊都キャンパス(福岡市,大会準備委員長:大下丈平氏,oshita_at_econ.kyushu-u.ac.jp[”_at_”を全角の@に変更してください])にて開催いたします。万障お繰り合わせのうえ,ご出席賜りますようご案内申し上げます。
研究報告会および懇親会への参加をご希望の方は,準備の都合上,10月31日(木)までに,九州部会事務局宛に,E-mail(maruta_at_econ.kyushu-u.ac.jp[”_at_”を全角の@に変更してください])もしくはFAX(092-802-5454)にて,ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

敬具

1.日時:2019年11月9日(土) 14時から19時まで
2.場所:九州大学伊都キャンパス イースト2号館 2階 E-E-211(福岡市西区元岡744)
アクセスとキャンパス案内については下記のホームページでご確認ください。
http://www.econ.kyushu-u.ac.jp/other/access/
http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/campus/ito/

※九州大学伊都キャンパスへのアクセスの詳細は、次のページの案内も参考にされてください

3.研究報告会:14:00~16:45(参加費 無料)
(報告30分,質疑15分を予定しています)

第1報告:14:00~14:45
田尻敬昌氏(九州国際大学准教授)
「就労継続支援B型事業所における取り組み」

第2報告:15:00~15:45
 足立俊輔氏(下関市立大学准教授)
「タスク・シフティングに病院原価計算が果たす役割」

第3報告:16:00~16:45
 大下丈平氏(九州大学教授)
「現代フランスコントロール論の系譜」

4.懇親会:17:30~19:00(会費3,000円を予定、会場は当日ご案内いたします)


   【日本管理会計学会九州部会事務局連絡先】  
    〒819-0395 福岡市西区元岡744 イーストゾーン
    九州大学経済学部 丸田起大研究室内
    TEL/FAX:092-802-5454
    E-mail:maruta_at_econ.kyushu-u.ac.jp
    [”_at_”を全角の@に変更してください]


九州大学伊都キャンパスへのアクセス案内(地図参照)

① 博多駅・天神から高速バスで来る方法(地図 赤線ルート)
・博多駅では、博多口正面「博多駅A」バス停から「九大総合グラウンド行 K番」に乗ってください(交通系ICカード利用可)。
・天神からは、「渡辺通一丁目電気ビル共創館前」「天神ソラリアステージ前」「天神北(フタタ前)」から、同便に乗れます。
・バスの時刻検索は「西鉄バス」のサイトでできます(https://jik.nishitetsu.jp/)。
・1時間近くかかります…が、乗り換え不要です。
・降車バス停は「九大ビックオレンジ前」です。
・降りたら、左方向に坂をくだり、交差点を渡って、そのままゆるい坂を進むと、左手に中央図書館(85)のエスカレータが見えるので、それを乗り継いで最上階まで進んでください。
・登りきるとイースト1号館(80)という建物の入り口が見えますので、中に入っていただき、右手に進んでいくと、2号館(81)につながっています。

② 地下鉄+JR+路線バスで来る方法(地図 青線ルート)
・地下鉄空港線各駅から乗り換えなしでJR「九大学研都市」駅まで来ることができます(直通は西唐津行や筑前前原行)。
・直通は数本に1本走っています(https://subway.city.fukuoka.lg.jp/topics/page.php?id=762)。
・九大学研都市駅からは、路線バスに乗っていただきます(交通系ICカード利用可)。
・改札を出て右の出口から左手奥を見ると、地面が色分けされた屋根付きのバス停があります。
・赤ラインの「イーストゾーン(文系)行」に並んでください(所要時間20分)。
・「九大イーストゾーン」バス停で降りたら、左手に坂を上ると、右にキャンパスがあり、左手の建物が2号館です。

③ マイカーでお越しの方(地図 黄線ルート)
・学園通りを進み、交差点「九州大学」でイーストゾーン方向へ右折し、入構ゲートの手前左手から入って守衛所前に駐車し、入構証発行の手続きをしてください(駐車料金300円)。
・入構後、坂を進むと、左手のイーストゾーンの建物前に少し、および右手の丘の上に広大な駐車場があります。

④最寄り駅からタクシーで来る方法
・JR九大学研都市駅から15分 1,500円程度です。
・「九大イーストゾーン」までと伝えてください。

⑤徒歩は最寄り駅「JR九大学研都市」駅から1時間以上かかりますのでお勧めしません…。


本案内のPDF ⇒ https://sitejama.jp/wp-content/uploads/2019/10/20191109.pdf