2018年度 スタディ・グループ募集について

日本管理会計学会会員各位

今年度も「スタディ・グループ規程」に従いJAMAスタディ・グループを広く会員の皆様に募集いたします。

応募される会員は,規程にしたがって,「JAMAスタディ・グループ申請書」をjama-info(at)sitejama.org [(at)を半角アットマークに変更してください。]宛てまでメールでご応募ください。

申請期限は2018年5月31日(木)《期日厳守》です。第2回常務理事会で審議し,選考の結果はグループ代表者に通知いたします。

申請書の様式としては,以下の内容を記載して下さい。

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JAMAスタディ・グループ申請書

研究代表者の所属・氏名

連絡先 (住所,電話番号,E-mail)

・研究課題

・研究目的(意義・概要・構想)

・研究計画(方法・実施状況・期待される成果など)

・本研究に関する国内外の研究の現状と本研究計画の特徴

・各共同研究者の所属と氏名,役割分担

・研究代表者および共同研究者の過去5年間の主な研究業績

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なお、「スタディ・グループ規程」は、学会公式WEBサイト

(https://sitejama.jp/?page_id=74 ) でご覧になることができます。

GMAPのlaunching event参加報告

Global Management Accounting Principle (GMAP) Japanese version Launching Ceremony & CPE Seminar on Best Practice of Management Accounting

2月27日(火)にハイアットリージェンシー東京(新宿)で”Global Management Accounting Principle (GMAP)”の日本語版の発表イベントが、Association of International Certified Professional Accountants(the Association) の主宰で行われた。The Associationは、the American Institute of CPAs (AICPA)とthe Chartered Institute of Management Accountants (CIMA)により設立された団体であり、CIMAは日本管理会計学会と提携関係にある。
日本管理会計学会では、産学共同研究のスタディ・グループとして「グローバル管理会計規準の可能性と展望に関する研究」を行っており、今回、翻訳したGMAPについてもこのプロジェクトを中心として行われた。
イベントは、the Associationの副会長であるSamantha Louis氏によるオープニング・スピーチの後、日本管理会計学会に対して感謝の意が示され、澤邊副会長(京都大学)に記念の盾が贈呈された。さらに、GMAPの翻訳代表者として青木常務理事(東北大学)にも記念の盾が贈られた。
このセレモニーの後、CGMA Research FoundationのExecutive ChairmanであるCharles Tilley氏によるキーノート・スピーチ”Global Management Accounting Principles and Finance Function Effectiveness”が行われ、さらに、Samantha Louis氏(前述)をモデレーターとするパネル・ディスカッション”Management Accounting-Best Practice of Management Accounting in Japan”が行われた。パネリストは、Charles Tilley氏(前述)、Nicholas Brown氏(チューリッヒ生命CFO)、三木晃彦氏(日本IBM株式会社理事)、Jeremy Brocherie氏(アマゾン・ジャパン上級財務管理者)、三浦力(ネスレネスプレッソ株式会社)、石橋善一郎(前日本マクドナルド株式会社CFO)であり、それぞれの企業における実務について簡単に紹介した後、議論と質疑応答が行われた。最後に、澤邊副会長が全体的なコメントを行い、パネル・ディスカッションを終了した。
このイベントの様子については、以下のURLでも紹介されているので、関心のある方はご参照いただきたい。
・ プレスリリース/ニュースリソース配信の共同通信PRWire(https://kyodonewsprwire.jp/release/201803021532

GMAP日本語版のダウンロードは、以下のURLから行えます。
https://www.cgma.org/resources/reports/globalmanagementaccountingprinciples/principles-framework.html

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青木雅明常務理事

2017年度 第2回企業研究会 開催記

2017年度 第2回企業研究会は、2018年3月13日(火)に花王株式会社すみだ事業場/東京工場(墨田区文花2-1-3)で開催され、16名の学会員が参加しました。

14:00から最初に、伊藤雅範(花王(株)SCM部門 人財開発グループ)様および花王の女性社員から花王の紹介ビデオによる説明とスライドによる企業概要の説明、すみだ事業場/東京工場の概要説明の後、花王エコーシステムおよび花王ミュージアムの見学が行われました。花王エコーシステムは、1978年から消費者相談窓口として運用されています。現在では、生活者コミュニケーションセンターとして花王の製品をはじめ様々な相談や問合せに対応できるようにあらゆる情報がデータベース化されていて1日800件ほどの問合せがあり、その活動報告書が毎年、出されています。花王ミュージアムの見学では、花王の歴史ゾーン、清浄文化史ゾーン、コミュニケーションプラザに分けられていて、数多くの展示物やビデオ映像による解説などを含めて懇切丁寧に説明していただき、大変興味深く見学することができました。

休憩をはさんで15:50から「花王の会計について」ご説明がありました。ご担当者は、花王(株)会計財務部門管理部 管理会計グループ・マネジャー(管理会計担当)の毛利竜弥様でした。「花王の会計について」というタイトルは、管理会計のみならず2016年からのIFRS導入の説明もあり「花王の会計」に関する広範な説明がありました。ご説明の主な項目は管理会計のテーマが中心であり、花王における会計財務部門管理部の組織上の位置付け、事業部制における事業利益の計算、EVAによる業績評価、グローバル・キャッシュ・マネジメント、SAP社のERP、IFRSの適用、投資回収計算、予算管理、標準原価、マーケティング・コストの管理など、非常に幅広いテーマについて1時間ほど説明していただきました。その後、数人の参加者から質問があり、それに対して毛利様から懇切丁寧な応答が17:00まで行われ、管理会計の研究者にとって非常に勉強になりました。なお、企業研究会終了後、JR総武線「亀戸」駅駅前の居酒屋で有志による懇親会が行われました。

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本橋正美(明治大学)

管理会計学会編集委員会からのお礼と投稿のお願い

 管理会計学会員の皆様には,学会誌への投稿および依頼論文への執筆をしていただきありがとうございました。昨年の福岡大学での全国大会(準備委員長田坂公先生)で,フルペーパーを前提に報告していただいたおかげで,たくさんの会員から投稿がありました。編集委員長として,心よりお礼申し上げます。
 編集委員会は,第26巻の編集作業中です。第1号は5本の論文と1本の事例紹介,第2号は1本の特別講演と5本の論壇の編集が最終段階となっております。学会誌を3月中に会員の皆様に郵送できるよう努力しているところです。
 現在,査読中の論文は5本です。今年の全国大会は慶応大学(準備委員長園田智昭先生)ですが,園田先生にもフルペーパーでの報告を依頼する予定です。また,会員の皆様から,管理会計学会誌への投稿をお願い申し上げます。なお,投稿にあたっては,学会ホームページの学会誌関連規程(https://sitejama.jp/?page_id=72 )にしたがっていただけるようよろしくお願いいたします。

平成30217

編集委員長 伊藤和憲

2017年度スタディ・グループ/産学共同研究グループ決定

2017年8月27日に明治大学で開催された常務理事会において、2017年度スタディ・グループ/産学共同研究グループの選考が行われ、審議の結果、以下のグループの設置が承認されましたので、ここでお知らせいたします。

■スタディ・グループ
研究課題:「医療機関におけるマネジメント・システムの導入とその成果に関する研究」
研究概要:PDF
代表者 伊藤和憲(専修大学教授)
挽 文子(一橋大学教授)
栗栖千幸(亀田医療大学准教授)
関谷浩行(北海学園大学准教授)
阪口博政(国際医療福祉大学講師)
梅田 宙(専修大学助教)
丹羽修二(日本経営副社長)

■産学共同研究グループ
研究課題:「グローバル管理会計規準の可能性と展望に関する研究」
研究概要:PDF
代表者 淺田孝幸(立命館大学)
青木雅明(東北大学)
澤邊紀生(京都大学)
清水 孝(早稲田大学)
松田康弘(東北大学)
間普 崇(関東学園大学)