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2019年度第1回フォーラム開催について

日本管理会計学会会員各位

日本管理会計学会2019年度第1回フォーラムを下記の通り開催いたします。
会員の皆様には万障お繰り合わせのうえご出席賜りますよう,ご案内申し上げます。

開催日 4月20日(土) 

会場:麗澤大学あすなろ校舎2509教室
   大学HP( https://www.reitaku-u.ac.jp/about/access.html )

フォーラム (校舎あすなろ2509教室、パワーポイント等使用可)
      
13:50-14:00 学会長挨拶

14:00-14:40 報告① 

  「リコールコストの現状と課題」 
   長谷川 泰隆 (麗澤大学)

14:45-15:25 報告② 

  「予算管理におけるマネジャーの管理可能性の認知と行動の関係
   -インタビューデータの分析を起点とした考察-」
   町田 遼太 (早稲田大学博士課程)
     
 (10分程度の休憩)

15:35-16:15 報告③ 

  「日本企業の海外進出と内部統制」 
   藤野 真也 (麗澤大学)

16:20-17:10 特別講演  
  「千葉県発のご当所レザー『柏レザー』の誕生
   -NUIZA縫EMONの試み-」
   柏レザー 代表取締役 飯島 暁史さま

懇親会の会場と予定
 会場のはなみずきは、「麗澤大学前」バス停の約20m先に位置します。
 フォーラム終了後、校舎あすなろから移動します。17:30-19:00(19:30)の予定。
 なお、フォーラム参加費1,000円、懇親会費2,000円(院生1,000円)をお願いいたします。

以上

日本管理会計学会2018年度第3回フォーラムおよび第2回関西・中部部会 開催記

■■ 日本管理会計学会2018年度第3回フォーラムおよび第2回関西・中部部会(準備委員長:山本浩二氏)が、2018年11月17日(土)に大阪学院大学(大阪府吹田市)にて開催された。石田秀樹氏(元 京セラ(株)常務取締役・経営管理本部長)の特別講演の他、自由論題4件の報告が行われた

■■ 特別講演として、石田秀樹氏より、「アメーバ経営の原点と制約理論の展開 - あたらしい経営会計の展望」と題する講演が行われた。石田氏は、長く京セラ(株)において、米国現地法人へのアメーバ経営の導入や、財務会計や管理会計との調整システムの構築など、アメーバ経営に携わってこれられた旨の紹介が水野一郎会長からなされた。講演では、まず、京セラにおけるアメーバ経営の原点として、時間あたり価値計算が作り出された経緯の説明がなされた。特に、当時の京セラの状況などを踏まえた説明は臨場感あふれるものであったが、時間あたり価値計算が、あくまでも生産現場の改善のために生み出されたものであることが説明された。
 その後、京セラを離れられた後、(株)ビーイングにおいて、アメーバ経営と制約理論の結合による新たな会計システムの設計を試みられ、「エッジ会計」についての提案がなされた。エッジは、新技術等企業の競争力の源泉であり、この目的は、生産現場のイノベーションを向上させるためである。まさに、京セラがアメーバを生み出した、その経緯と一致するものであり、そのような会計システムが、今後の管理会計において必要であることを述べられ、講演を締めくくられた。

■■ 自由論題 第1報告は、卜志強氏(大阪市立大学)より、「中国企業におけるアメーバ経営の導入と展開」と題する報告が行われた。まず、中国における日本的経営手法の導入の状況について説明がなされ、アメーバ経営についても導入されてきている旨の説明がなされた。次に、実際の事例として、製造業、サービス業から、それぞれ2社のアメーバ経営の状況について説明された。まず、製造業として、宝鋼金属へのアメーバ経営の導入事例について説明された。次に、サービス業として、銀座集団のホテルへの導入について説明された。いずれも業績の向上だけでなく、従業員の意識の向上などが見られる成功事例とのことであった。一方で、中国におけるアメーバ経営の導入については、アメーバ経営への理解不足や、短期的な成果を追求するなどの原因から、失敗した事例を多くみられるとのことで、アメーバ経営の導入には、経営環境や企業特質などを考慮しなければならないことが説明された。

■■ 第2報告は、古田隆紀氏(大阪学院大学)より、「京セラフィロソフィに関する研究」と題する報告が行われた。まず、近年のアメーバ経営に関する研究においては組織文化に関する記述がないことが研究の動機である旨、説明がなされた。その上で、本報告では、「京セラフィロソフィは、組織文化を共有・伝承するための手段である」という仮説を示し、その検証をおこなった。その方法として、2つの参考文献をもとに、京セラのもつ組織文化を抽出し、アメーバ経営のシンボル要素と、京セラフィロソフィと組織文化の関係を明示していくことで、アメーバ経営と京セラフィロソフィとが、お互いに作用し合う関係であり、それを通して組織文化が醸成されていくと考えられ、これにより、先に示した仮説の検証をおこなった旨の説明がなされた。

■■ 第3報告は、中野延市氏((株)ナカノモードエンタープライズ)より、「原価企画思考の適用領域拡大―おせち『板前魂』における原価企画」と題する報告が行われた。まず、おせち料理という高価な季節商品のみを取り扱う専門店の経営におけるビジネスモデルについての説明がなされた。その際、自社企画製品のみを取り扱うため、高い付加価値をもつ工程として、商品開発と配送があり、特に商品開発において、高品質・低価格の商品を提供するための原価企画がおこなわれていることが説明された。低価格化を目指すために、コストを詳細に分類し、そのコストドライバーを分析し、対象となるリソースを改善していくことで、実現していること等が説明された。

■■ 第4報告は、佐藤正隆氏(慶應義塾大学大学院生)より、「ERPのシステム連携とその影響について-今後の改訂に対する意思決定の考察-」と題する報告が行われた。ERPの導入における失敗事例として、機能を分けて導入することで、システムの連携度が低いことがある旨、説明された。そのため、ERPの導入においては、システムの連携度が重要な要素であり、そのことを東証一部上場企業と対象に質問票調査をおこない、機能を一括導入する企業はシステム連携度が高いことを統計解析により確認をおこなった。また、その上で、ケースを紹介し、一括導入により、トータルコストが削減できること、サプライチェーン全体の情報管理し易いことなどが明らかとなり、システム連携が重要な要素であることの説明がなされた。

後藤晃範(大阪学院大学短期大学部)

日本管理会計学会 2018年度 第3回フォーラムおよび第2回関西・中部部会

■日時:11月17日(土) 13:30~

■場所:大阪学院大学 2号館 地下一階 02-B1-02教室

 

交通アクセス: http://www.osaka-gu.ac.jp/guide/campus/access.html

キャンパスマップ: http://www.osaka-gu.ac.jp/guide/campus/index.html

 

■参加費:1,000円(大学院生は無料)、懇親会参加費:3,000円

 

■プログラム

  • 13:30~13:40 開会の挨拶、講演者紹介
  • 13:40~14:40 特別講演

石田秀樹氏(元 京セラ(株)常務取締役・経営管理本部長)

「アメーバ経営の原点と制約理論の展開 - あたらしい経営会計の展望」

企業内実務経験からアメーバ経営の原点にさかのぼり、制約理論のキィ概念の展開との交差から、あたらしい経営会計を展望する。

 

  • 14:50~17:00 自由論題報告

司会:中川優氏(同志社大学・日本管理会計学会副会長)

第1報告:卜志強氏(大阪市立大学) 「中国企業におけるアメーバ経営の導入と展開」

第2報告:古田隆紀氏(大阪学院大学) 「京セラフィロソフィの役割に関する研究」

司会:杉山善浩氏(甲南大学・日本管理会計学会関西・中部部会長)

第3報告:中野延市氏「((株)ナカノモードエンタープライズ NME グループ代表 CEO) 「原価企画思考の適用領域拡大―おせち『板前魂』における原価企画」

第4報告:佐藤正隆氏(慶應義塾大学大学院生) 「ERPのシステム連携とその影響について-今後の改訂に対する意思決定の考察-」

 

  • 17:20~18:50 懇親会

 

■お問い合わせ先:第3回フォーラム、第2回関西中部部会 準備委員会

  後藤晃範 akinori[at]ogu.ac.jp  ([at]を半角の@に変更して下さい)

なお、研究報告会、懇親会の出席につきまして、11月12日(月)までに、メールにて後藤までご連絡頂ければ幸甚に存じます。

 

                                                準備委員長:山本 浩二

                                                      古田 隆紀

                                                      坂根 博

                                                      後藤 晃範

2018年度 第3回フォーラム、第2回関西中部部会の開催と自由論題報告者募集のお知らせ

日本管理会計学会 会員各位

日本管理会計学会
2018年度 第3回フォーラム、第2回関西中部部会の開催と自由論題報告者募集のお知らせ

2018年度第3回フォーラム、
第2回関西中部部会 準備委員会

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、日本管理会計学会2018年度第3回フォーラム、第2回関西中部部会を、下記の要領にて11月17日(土)に大阪学院大学で開催致します。つきましては、自由論題の報告者を募集させて頂きます。報告をご希望の方は、下記の事項を記載の上、期日までにメールでお申し込み頂きたく存じます。なお、会場等の都合上、ご希望に添えないこともございますので、予めご承知おきください。

敬具

 

1. 日時:2018年11月17日(土) 13:30~(自由論題報告は14:50からの予定)

  場所:大阪学院大学(http://www.osaka-gu.ac.jp/guide/campus/access.html

 

2. 自由論題申込(締切:2018年10月10日(水))

(1)ご氏名
(2)ご所属
(3)ご連絡先E-mailアドレス
(4)ご報告タイトル

 これらを明記の上、後藤:akinori[at]ogu.ac.jp  ([at]を半角の@に変更して下さい)までお申し込みください。

 

3.当日のスケジュール案

  • 13:40~14:40 ゲストスピーカーによる招待講演

           石田秀樹先生(京セラ(株)の元常務取締役・経営管理本部長)

  • 14:50~16:50 自由論題報告(報告25分、質疑応答10分の予定)
  • 17:00~18:30 懇親会

以上

 

日本管理会計学会 2018年度第2回フォーラムのご案内

 日本管理会計学会 2017年度第2回フォーラムを下記の要領で開催いたしますので,会員の皆様には万障お繰り合わせのうえご出席賜りますよう,ご案内申し上げます。

 ご出席予定の先生におかれましては,準備の都合上, 7月20日(金)までに,準備委員の吉見宏(yoshimi_at_econ.hokudai.ac.jp[“_at_”を半角のアットマークに変更してください])宛に E-mailでご連絡をいただきたく存じます。その際,お手数ですが,(1)ご氏名,(2)ご所属,(3)連絡先のE-mailアドレスをご明記ください。なお、今回は懇親会開催はございません。

      フォーラム準備委員長 吉見 宏 (北海道大学大学院経済学研究院教授)
                                  篠田朝也(北海道大学大学院経済学研究院准教授)

日時:2018年7月28日(土) 14時~17時(13時30分から開場)
場所:北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)W103教室
               (マップ)
参加費:無料

【プログラム】

1.開会挨拶・講演者紹介(14:00-14:10)

2.特別講演(14:10-15:00)
講演者:生活協同組合コープさっぽろ 理事長 大見英明氏
演題:『コープさっぽろの再建と社会貢献』

3.自由論題研究報告(15:10-16:50)
第一報告(15:10-15:40)
 篠田朝也氏(北海道大学)「原価企画に関する実験研究トライアル」
第二報告(15:45-16:15)
 梶原武久氏(神戸大学)・小沢浩氏(名古屋大学)・窪田祐一氏(南山大学)・清水信匡氏(早稲田大学)「マスカスタマイゼーションと戦略的コスト・マネジメント」
第三報告(16:20-16:50)
 丸田起大氏(九州大学)「利他的行動を促す管理会計の工夫-サンフロンティア不動産のアメーバ経営の事例-」

4.閉会挨拶(16:50-17:00)

以上

お問い合わせ先:〒060-0809 札幌市北区北9条西7丁目
北海道大学大学院経済学研究院 吉見 宏
Email:yoshimi_at_econ.hokudai.ac.jp
[“_at_”を半角のアットマークに変更してください]