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2021年度第1回関西・中部部会(Web開催)報告者募集のお知らせ

2021年3月4日

日本管理会計学会会員各位

2021年度第1回関西・中部部会(Web開催)報告者募集のお知らせ

 新型コロナウイルス禍の終息がいまだに見通せない状況にあることに鑑みて、日本管理会計学会2021年度第1回関西・中部部会(開催校:関西学院大学)は、先の2020年度第1回部会に引き続き、ZoomによるWeb開催とさせていただくことになりました。つきましては、5月29日(土)午後の開催に伴い、自由論題報告における報告者を募集致しますので、希望される方は、下記の要領をご参考のうえ、奮ってご応募いただきますようお願い申し上げます。
 ただし、プログラムの都合ならびに希望者数の如何により、ご報告のご希望に沿えない場合もあり得ますことを、予めご了承ください。なお、プログラムの詳細は、後日改めてご案内させていただきます。

開催日時:2021年5月29日(土)13時30分開始(予定)
ホスト校:関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科

<応募要領>
1.  締切日:2021年4月4日(日)
2. 応募方法:下記を明記の上、メールにてご応募ください。
 (1) 報告タイトルと概要(200~300字程度):
 (2) 氏名:
 (3) 所属機関:
 (4) 職名:
 (5) 連絡先:
3. 応募先:関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 徳崎進
         tokusaki[at]wansei.ac.jp([at]を半角の@に変更)

2021年度第1回日本管理会計学会関西・中部部会
準備委員会 徳崎進(委員長)
井上浩一    
緒方勇     

本案内のPDFファイルは、こちら

日本管理会計学会2020年度第1回関西・中部部会開催記

関西大学 大西 靖


 日本管理会計学会2020年度第1回関西・中部部会は、2020年11月21日(13:30~17:00)に、関西大学を主催校としてZoomを利用したオンライン形式で開催された。当日の参加者は42名であった。学会の開始にあたっては、全体司会の木村麻子準備委員から進行方法が説明された後で、水野一郎準備委員長及び皆川芳輝関西・中部部会長から開会の挨拶が行われた。
 第1部では、ゲスト・スピーカーの渡辺良機氏(東海バネ工業株式会社顧問)による、特別講演「『あばよ』の経営美学」が録画配信形式で実施された。


 特別講演では、渡辺氏はポーター賞を受賞されたときにマイケル・ポーター教授に声をかけられた時のエピソードから始まり、同社の創業者から入社を口説かれた理由、ドイツのバネ企業を視察したときのカルチャーショック、職人を重視する同社の人づくりなどの興味深いお話しをされた。さらに水野準備委員長からの質問に応える形で渡辺氏が2代目の社長として創業者の多品種微量の完全受注生産というビジネスモデルを忠実に継承するとともに、社員教育や価格決定方法などの改善を通じて、赤字を一度も出さず、売上高総利益率50%、2桁の営業利益率を34年間実現させてきた同社の付加価値を上げるという特徴的な取り組みが説明された。

 

 

 

 続いて第2部では、第1報告の徳崎進氏(関西学院大学)、および第2報告の皆川芳輝氏(名古屋学院大学)による報告が行われた。第1報告の司会は中嶌道靖氏(関西大学)、第2報告の司会は馬場英朗氏(関西大学)であった。いずれの報告においても参加者からの多くの質問があり、活発なディスカッションが行われた。

第1報告 徳崎 進氏(関西学院大学)
報告テーマ:創造性マネジメントの管理会計的展開-合理思考からの脱却がもたらす創造的意思決定と経営のイノベーション

 第1報告では、創造性マネジメントの方法論の体系化によるプロトタイプ及び汎用モデルの開発を目的として報告が行われた。その背景として、徳崎氏は伝統的な経済学における「利潤あるいは満足度を最大化するために合理的な行動をとる利己的で完全な個人」という仮定が限界に直面していることを指摘する。そこで、非合理的な行動を直視しながらも、企業の競争力の源泉となる創造性をどのようにマネジメントするのかという課題にこたえるための方法論が必要とされる。このような課題に対して、徳崎氏は創造性に関する心理学、教育学および経営学を中心とした先行研究に関する文献レビューを通じて、創造性の側面として、(1)創造的思考と創造的技能にもとづく創造的能力、および(2)創造的性格及び創造的態度にもとづく創造的人格の重要性を指摘した。さらに、このような創造性を引き出すための方法論として、ブレインストーミング法やKJ法などを提示するとともに、創造的人格の形成を支援する方法としてロールプレイ(演劇)の重要性などが提示された。

第2報告 皆川芳輝氏(名古屋学院大学)
報告テーマ:デジタル技術の特徴と管理会計の課題

 第2報告では、デジタル技術における急激な進化、およびそれに伴うイノベーションと混乱が、どのような管理会計問題を生み出すかについて明らかにすることを目的として報告が行われた。デジタル製品などのデジタル生成物の開発では、急激な革新が繰り返し引き起こされるという特徴がある。そのため、デジタル生成物の開発では、新機能による追加的な収益をもたらす可能性が高いといえるが、他方で経営計画が不安定化する可能性がある。したがって、デジタル生成物の製品開発プロセスにおいて、より製品価値を明確に把握する必要性が高いことが指摘される。そこで皆川氏は、この問題に対応するための方策として、顧客価値基準の価格決定プロセスを提示した。このプロセスでは、新しい顧客経験が没入感やコンテンツの魅力などの価値ドライバーを向上することを通じて、その価値が顧客の支払意思額に反映されるという関係が明確に説明されており、企業がこのような関係を製品開発において把握する重要性が指摘された。

2020年度第1回関西・中部部会のご案内

日本管理会計学会会員 各位

                        2020年11月14日

 日本管理会計学会2020年度第1回関西・中部部会(開催校:関西大学)が近づいてまいりましたので再送させていただきます。また申込み締切日を11月18日(水)に延長させていただきました。今回のゲスト・スピーカーとしてお招きした日本のバネ業界では著名な東海バネ工業の渡辺良機氏の講演も11月9日に録画致しました。
 講演では、テーマと少し離れて、ポーター賞を受賞されたときにマイケル・ポーター教授に声をかけられた時のエピソードから始まり、同社の創業者から入社を口説かれた理由、ドイツのバネ企業を視察したときのカルチャーショック、職人を重視する同社の人づくり、多品種微量の完全受注生産モデルを完成させ、赤字を一度も出さず、売上高総利益率50%、2桁の営業利益率を34年間実現させてきた同社のビジネスモデルなどについて興味深いお話しをされています。

部会はZoomによるWeb開催となりましたので多数のご参加をお待ちしております。

1.開催日時:20201121日(土)13:3017:00

2.開催方法:オンライン(Zoomミーティング)
  参加申し込みいただいた方にZoom情報をお伝えします。

3.参加費:無料

4.プログラム
13:30~13:35 司会(準備委員)より部会の進行方法の説明
13:35~13:45 部会準備委員長、関西・中部部会長挨拶

第1部(録画配信)

13:45~14:45 ゲスト・スピーカーによる特別講演

講演者:渡辺良機氏(東海バネ工業株式会社 顧問)
講演テーマ:「『あばよ』の経営美学」
 このテーマの「あばよ」は、渡辺氏が2018年に社長を退任される際、さよならの気持ちを込めて社員に送った言葉だそうで、その挨拶は社員に感銘を与えたとのことです。

【講演者プロフィール】

渡辺 良機(わたなべ よしき)

東海バネ工業株式会社 顧問

1945年    大阪府生まれ

1984年    社長就任

2012年    「藍綬褒章」 授章

2018年    社長退任後、現職

2019年    財界「経営者賞」受賞

 

【会社プロフィール】(https://www.tokaibane.com/

1944年  会社設立

ISO9001・14001・AS/EN/JISQ9100 認証企業

2001年~ 関経連 関西IT活用企業百撰 3年連続優秀賞受賞

2004年  経産省 全国IT活用企業百選 最優秀賞受賞

2006年  経産省 「元気なもの作り中小企業300社」認定

2008年  ポーター賞受賞

2009年  「中小企業IT経営力大賞2009」大賞(経済産業大臣賞)受賞

2010年  「日本マーケティング大賞」奨励賞受賞

2015年  「第6回ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞受賞

 

14:45~15:15 講演への質疑応答(質問者:水野一郎氏)

第2部(オンライン報告)

15:20~16:10 第1報告 (報告30分 質疑10分)
 報告者:徳崎 進氏(関西学院大学)
 報告テーマ:「創造性マネジメントの管理会計的展開-合理思考からの脱却がもたらす創造的意思決定と経営のイノベーション」

16:15~16:55 第2報告 (報告30分 質疑10分)
 報告者:皆川芳輝氏(名古屋学院大学)
 報告テーマ:「デジタル技術の特徴と管理会計の課題」

16:55~17:00 部会準備委員長より閉会挨拶

5.参加申込方法・問い合わせ先
(1)締切日:2020年11月18日(水)
(2)関西・中部部会にご参加希望の方は標題に「関西・中部部会参加希望」、本文中に「氏名」「所属機関」「連絡先電子メールアドレス」を明記のうえ,締切日までに下記電子メールアドレスまでご連絡ください。

連絡・問い合わせ先:関西大学商学部 水野一郎

  jamabukai2020ku[at]gmail.com ([at]@)

(3)参加のご連絡をいただいた方に、参加申込締切日以降に、ZoomのURL、ミーティングID、パスコードをお送り致します。 

 

2020年度第1回関西・中部部会 準備委員会
準備委員長: 水野一郎(関西大学)
北島  治(関西大学)
中嶌道靖(関西大学)
馬場英朗(関西大学)
大西 靖(関西大学)
木村麻子(関西大学)
岡 照二(関西大学)

2020年度第1回日本管理会計学会関西・中部部会延期のお知らせ

2020年4月6日

日本管理会計学会会員各位

2020年度第1回日本管理会計学会関西・中部部会延期のお知らせ

 5月30日(土)に関西大学・千里山キャンパスにて開催を予定しておりました2020年度第1回日本管理会計学会関西・中部部会(自由論題報告・役員会)につきましては、今般の新型コロナウィルス感染症の感染拡大の状況を鑑み、秋以降に延期することといたしました。開催の時期については、今後の状況に応じて決定し、会員の皆様にお知らせいたします。
 ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

敬具

関西・中部部会会長
皆川芳輝

日本管理会計学会 第36回(2019年度第2回)関西・中部部会のご案内

日本管理会計学会会員 各位

 

日本管理会計学会 第36回(2019年度第2回)関西・中部部会のご案内

 

下記の要領にて第36回(2019年度第2回)関西・中部部会(日本原価計算研究学会2019年度関西部会、神戸大学経営学研究科共催)を開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。

鈴木竜太教授(神戸大学経営学研究科)にご講演頂くと共に、5つの自由論題報告を行います。

 

             記

 

日時:2019年11月16日(土)13時30分~

 

■ 会場

場 所:神戸大学 六甲台第1キャンパス(神戸市灘区六甲台町 2-1)

経営学部本館 2 階 206 教室

https://www.b.kobe-u.ac.jp/access/

https://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/index.html

 

■ スケジュール

◆講演 13:30-14:10 

「結果の強調が組織行動におよぼす影響」

 鈴木竜太教授(神戸大学経営学研究科)

 

◆自由論題報告(報告25分 質疑応答10分)

◇14:20-14:55 第1報告

「顧客価値基準価格決定の有用性」

 皆川芳輝(名古屋学院大学商学部 )

 

◇15:00-15:35 第2報告

「非財務情報が企業価値へ与える影響の研究」

下田卓治(NECマネジメントパートナー(株)・筑波大学大学院)

 

◇15:45-16:20 第3報告

「キャパシティの利用度と混雑コスト:探索的研究」

新井康平(大阪府立大学・群馬大学),福嶋誠宣(京阪アセットマネジメント(株)),安酸建二(近畿大学),栗栖千幸(亀田医療大学)

 

◇16:25-17:00 第4報告

「組織間コントロールにおける境界連結者の認知的コンフリクト」

大浦啓輔(立命館大学経営学部)

 

◇17:05-17:40 第5報告

國部克彦(神戸大学経営学研究科),謝 江龍(神戸大学学術推進研究員)

「台湾におけるMFCAの展開―日本との比較を通じて」

 

■懇親会

18:00-19:30

場所 さくら (神戸大学六甲台第1キャンパス内)

 

■参加費用

 部会参加費  1,000円(ただし職をもたない大学院生は無料)

 懇親会参加費 3,000円

 

■お申し込み先:(以下のフォーム部分をコピーのうえ電子メールで事前にお申し込みください)

  kansaibukai[at]jcaa-net.org(締切:11月10日(日))「[at]を半角@に変更してください。」

 

:::::::::::メールで連絡頂く部分::::::::::::::::::::::::::::::::::::

ご氏名

ご所属

懇親会参加希望の有無   有り (不参加の場合は行を消してください)

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