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日本管理会計学会2021年度年次全国大会開催と自由論題報告者募集のお知らせ

日本管理会計学会 会員各位

日本管理会計学会2021年度年次全国大会開催と自由論題報告者募集のお知らせ

2021年度年次全国大会実行委員長
宮地 晃輔

拝啓
早春の候、会員の皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、日本管理会計学会2021年度年次全国大会を長崎県立大学で開催いたします。つきましては、自由論題の報告者を募集いたします。報告をご希望の方は、下記の事項を記載の上、期日までにお申し込みください。ただし、会場等の都合上、ご希望に添えないこともございます。この点、予めご了承ください。

敬具

  1. 開催期間:2021年8月26日(木)~28日(土)
    ※自由論題報告は8月27日(金)と28日(土)となります。

  2. 会場:長崎県立大学佐世保校(長崎県佐世保市川下町123番地)対面による全国大会
    統一論題テーマ:
    間接費配賦の再考」(座長:丸田起大先生(九州大学大学院経済学研究院))

  3. 自由論題申込(締切20215月7日(金)
    (1) E-mail件名「自由論題申込(応募者氏名)」
    (2) ご氏名・ご所属・職位・E-mailアドレス・電話番号
    (3) 報告論題・報告要旨(200字程度)・キーワード5つ程度
    (4) 利用機器など
    ※これらを明記の上、jama2021conference(at)gmail.com((at)を半角の@に変更)までお申し込みください。

  4. フル・ペーパー(ワーキング・ペーパー)の様式と提出
     本大会では、自由論題報告の活性化を目的に、621()を締切としてフル・ペーパー(ワーキング・ペーパー)の提出をお願いしております。
     フル・ペーパーの作成に当たっては、日本管理会計学会学会誌『管理会計学』の執筆要領(http://sitejama.jp/?page_id=147)に概ね準拠ください。(厳密に執筆要領に準拠していただく必要はございません。)
     フル・ペーパーのご提出方法につきましては、自由論題ご報告者が決定しました後に、ご報告者各位に個別にご連絡をさせて頂きます。
     ご応募いただいたフル・ペーパーは、学会員に限定してウェブ上からダウンロードできるようになりますことをご了承下さい。

2021年度年次全国大会実行委員長 宮地 晃輔
〒858-8580 長崎県佐世保市川下町123番地
長崎県立大学佐世保校

以上

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2021年度年次全国大会 開催ご挨拶

大会実行委員長 長崎県立大学 宮地晃輔

 日本管理会計学会会員の皆様におかれましては、ます ますご健勝のこととお慶び申し上げます。 このたび、2021年度の年次全国大会が、8 月 26 日 (木)~8 月 28 日(土)の日程で長崎県立大学 佐世保校に於いて開催されることになりました。今大会の開催時期には、新型コロナ感染が収束していることを切に願い、東京オリンピック・パラリンピック2020も無事開催されていることを切望しながら、昨年に引き続き対面による全国大会開催で準備を進めさせて頂いております。
 今大会の準備(実行)委員会は、以下にご案内の「日本管理会計学会2021年度年次全国大会スケジュール予定」に基づきまして現在、開催準備を行っております。統一論題テーマは、「間接費配賦の再考」を予定しております。また、特別企画「管理会計のレゾンデートル」の開催を予定しております。スタディ・グループ報告及び産学共同研究グループ報告が予定されています。
 今大会の特別講演会といたしまして、株式会社ジャパネットたかたの創業者である髙田明氏の講演開催が決定しております。
 自由論題報告の募集につきましては 2021 年 3 月に会員各位にご案内し、詳細の大会プログラムは 6 月下旬にご郵送する予定です。 多くの皆様にご参加いただけますよう、準備委員会一 同は万全の準備を進める所存でございます。西海国立公園九十九島、パールシー・リゾート、ハウステンボスなど観光都市の佐世保の地で、多くの会員の皆様とお会いできますこと心よりお願い申し上げます。会員の皆様のご参加を賜りますよう何卒よろしくお願い 申し上げます。

日本管理会計学会2021年度年次全国大会スケジュール予定
※ 会場:長崎県立大学佐世保校:〒858-8580 長崎県佐世保市川下町123番地

【大会1日目】
8 月26日(木)
14:00~15:20 常務理事会
15:30~16:50 理事会
17:00~18:00 各種委員会

【大会2日目】
8 月27日(金)
9:00~17:00 受付  長崎県立大学佐世保校
9:30~10:35 自由論題報告(1) ※7会場 最大14報告
10:45~11:45 特別企画「管理会計のレゾンデートル」
           (ご発表:30分、討議30分) 
            司会:椎葉淳先生(大阪大学)
講演者: 加登 豊先生(同志社大学)
 討議者:2名の先生方
11:50~12:50 昼食
13:00~13:50 会員総会
14:00~15:40 統一論題報告  
統一論題テーマ:間接費配賦の再考
ご登壇者
丸田起大先生  九州大学教授(経済学研究院)(座⻑)
高橋 賢先生  横浜国立大学教授(国際社会科学研究科)
谷守正行先生  専修大学教授(商学部)
足立俊輔先生  下関市立大学准教授(経済学部)

15:50~16:10 休憩
16:10~17:40 統一論題討議  座長:丸田起大先生、統一論題ご報告者3名
18:30~20:30 開催可能な状態であれば懇親会

【大会3日目】
8 月28日(土)
9:00~16:00 受付 
9:30~10:35 自由論題報告(2) ※7会場 最大14報告
10:45~11:55 スタディ・グループ報告 および産学共同研究グループ報告

【スタディ・グループ報告】本館1階 101教室
司 会  田坂 公先生(福岡大学)
中間報告:10:45~11:20(ご報告25分 質疑10分)
研究代表 伊藤克容先生(成蹊大学)「DDP(仮説指向事業計画)の導入効果に関する研究」
最終報告:11:25~12:00(ご報告25分 質疑10分)
研究代表 諸藤裕美先生(立教大学)「原価企画の今日的課題と対応に関する研究」

【産学共同研究グループ報告】本館2階 201教室
司 会  横田絵理先生(慶應義塾大学)
最終報告:10:45~11:20(ご報告25分 質疑10分)
研究代表 中川優先生(同志社大学)
「人を基軸にしたグローバル経営を展開するダイキン工業の管理会計の研究」
12:00~13:00 昼食
13:10~14:40 特別講演会
「髙田明氏(ジャパネットたかた創業者)」開催決定
15:00~16:50 自由論題報告(3)※7会場 最大21報告
17:00 大会日程終了

日本管理会計学会 2020年度年次全国大会 大会記

大鹿智基(早稲田大学)

 日本管理会計学会2020年度年次全国大会(辻正雄準備委員長)が、2020年8月27日(木)~29日(土)の会期で、名古屋商科大学大学院名古屋校(名古屋キャンパス丸の内タワー)を会場として開催された。新型コロナウィルス感染症の全国的な感染の拡がりを背景として、対面での開催が危惧されたものの、参加人数に対して十分なソーシャル・ディスタンスを維持できる会場の確保ができたことと、さらなる感染拡大が見られた場合にオンライン開催へ切り替えられる見込みが立ったことを受けて、対面での開催が決断された。残念ながら、一部の会員の所属機関では出張が制限されており、参加者が例年よりも少なくなってしまう、懇親会が開催できない、というような影響は生じたものの、会員の交流や研究への刺激という点において有意義な場となった。本大会記では、大会の様子の一部を紹介する。

[大会1日目]
 常務理事会・理事会をはじめとする諸会議が開催され、昨年度の事業報告、決算、監査報告、今年度の事業計画、予算、さらに学会賞審査委員会からの審査結果などについて、審議・報告がなされた。なお、2021年度年次全国大会の会場が長崎県立大学となったことも報告された。

[大会2日目]
 午前中は7会場に分かれて14の自由論題報告からスタートした。その後、オンライン会議システムを利用して、Georgetown University のWilliam and Karen Sonneborn Term Associate Professorships である Jason D. Schloetzer氏による基調講演“Causality in Management Accounting Research”がおこなわれた。より質の高い管理会計研究を目指すため、因果関係を検証する手法の洗練した研究を推進することの必要性が強調された。この「因果関係」というキーワードは、午後の統一論題報告でも繰り返し言及される、当年次全国大会の核となる用語である。
 昼食後の会員総会では、事業報告・計画、決算・予算・監査などの審議・報告のほか、学会賞の授与式も開催された。特別賞、功労賞、論文賞、文献賞については今年度該当者なしであったが、以下の2名に対して奨励賞が授与された。

 岩澤佳太氏「ジャストインタイム生産方式の導入に伴うミニ・プロフィットセンター制の変化 -水平的インタラクションに注目して-」

 牧野功樹氏「中小企業の管理会計研究 -システマティック・レピューによる統合の試み-」

 その後に開催された統一論題報告・討論のテーマは「エビデンス・ベースト(Evidence based)な管理会計研究を目指して」であった。まず、座長の安酸建二氏(近畿大学)から解題がなされた。安酸氏は、管理会計研究における「エビデンス」が、「因果関係を主張すること」と「社会(実務)で活用される研究結果を提示すること」の2要素から構成されるのではないか、という提案をされた。さらに、そのために、因果関係を主張するための正しい研究手法を採用することと、管理会計の「成果」を測定するための変数を精査することが大切であると議論を展開された。
 続く第一報告として、新井康平氏(大阪府立大学)から「管理会計研究のエビデンス・レベル」というタイトルの下、因果関係を主張することの大切さと難しさについて報告がなされた。新井氏は、データを分析するだけでエビデンス・ベースになるわけではなく、逆向きの因果関係や、欠落変数に起因する擬似相関を検出してしまうことを避けるため、時間的先行性、共変関係、他条件の同一性という3つの条件を満たす分析をおこなうことが大切だと主張した。さらに、3条件をすべて満たす研究手法として介入研究を紹介したうえで、その他の調査手法・研究デザインのエビデンス・レベルを整理された。
 第二報告は、濵村純平氏(桃山学院大学)による「エビデンス・ベーストな研究と理論による予測」であった。濵村氏は、理論(数理モデル)、実証、ケースという3つの研究手法の相互補完関係を構築することの重要性を述べられた。そのうえで、産業組織論の観点から構築した数理モデルとして、補完財の関係がある2財が存在する場合に過剰投資が起こるという仮説を提示し、実際にアーカイバル・データを用いた実証分析の結果、仮説が支持されたという例が紹介された。
 最後の第三報告として、福嶋誠宣氏(京阪アセットマネジメント株式会社)から、「エビデンス・ベーストな研究の実務に対する有用性」というタイトルで報告がなされた。福嶋氏は、実務家としての立場も持つ研究者として、研究者による研究成果が実務において採用されない原因を追究し、研究者の主張する研究成果があくまで「平均的な分析結果」であるため、妥当な範囲に自社が含まれるのか(研究における分析結果が自社にも適用できるのか)という点と、経済的帰結が存在するのか(自社の業績にプラスになるのか)という点がクリアにならなければ、なかなか実務への応用が難しいだろう、という指摘をされた。
 報告の後の討論では、4名から提出された質問用紙に基づく質疑がなされた後、フロアからの追加の質問を含めた活発なディスカッションがおこなわれた。安酸座長のコーディネートの下で、本来のテーマであった管理会計研究の方向性のみならず、若手研究者のキャリア戦略、学会誌の方向性、実務界との相互発展に向けた対応策に関する提案などもなされ、実り多い統一論題報告・討論となった。

[大会3日目]
 午前中は、自由論題11報告と、2つのスタディ・グループによる中間報告・最終報告がおこなわれた。その後、特別企画として、辻正雄氏(名古屋商科大学)の司会の下、荻野好正氏(XIB キャピタルパートナーズ(株)シニアアドバイザー、曙ブレーキ工業(株)前副社長)より「企業のオペレーションにおける黄色信号」をテーマとする講演が開かれた。講演では、経営上の「黄色信号」を検知するためにチェックすべき財務・非財務項目について、実務の経験に裏打ちされた提案がなされた。コロナ禍での開催ということもあり、多くの研究者・実務家が企業経営についての危機感を共有する中で、討議者であった伊藤和憲氏(専修大学)および加登豊氏(同志社大学)からも追加的なディスカッションのテーマが提示され、フロアからの質疑も含めて白熱した議論の場となった。
 最後に、自由論題15報告がおこなわれ、大会の終了となった。

全国大会自由論題報告応募締切延長のご案内

2020年6月1日

会員各位

 新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言が解除されましたが、日本管理会計学会会員の皆様におかれましては、例年にないご苦労もおありになり、お忙しい日々をお過ごしのことと拝察申し上げます。
 準備委員会では、予定通り8月27日(木)~8月29日(土)の日程での大会開催に向けて準備を進めて参りました。諸般の事情から、大会の開催を中止あるいは延期された学会もございますので、本学会の会員の皆様も、大会開催につきましてご心配なされたやもしれません。
 本日、伊藤和憲会長から大会を予定通りに開催するとのご連絡を戴きました。大会の運営につきましては、状況の不確実性を考慮して、通常の形式に加えてオンラインによる形式での実施の可能性を検討することにいたします。大会会場の名古屋商科大学大学院にはオンラインによる同時双方向型の会議システムの設備が整っておりますので、万一3密を避けねばならない事態になりましても、大会の開催は可能であることを伊藤会長にはお話しております。
 例年のスケジュールに従って自由論題の応募締切を5月31日(日)としましたが、本年の尋常ならざる事態を思考しまして、自由論題の応募締切をひと月延長し、6月30日(火)までとさせて戴きます。

1.大会スケジュール 8月27日(木)~8月29日(土)

27日(木)常務理事会、理事会、委員会

28日(金)自由論題報告、総会、特別講演、スタディー・グループおよび企業調査の報告、統一論題報告、懇親会

29日(土)自由論題報告、統一論題討議、自由論題報告

2.大会会場
 名古屋商科大学大学院名古屋校(https://mba.nucba.ac.jp/)
(〒460-0003 名古屋市中区錦1-3-1)

3.自由論題報告募集要領
 応募締切: 6月30日(火)
 応募先: jama2020nucb[at]gmail.com ([at]→@)
 応募内容: 以下を記載するようお願いいたします。
*報告者氏名、所属、職位、連絡先住所、連絡先電話番号
(共同報告者について、氏名、所属、職位)
*報告論題、キーワード、報告要旨(200字程度)
*言語: 日本語あるいは英語

4.報告論文(フルペーパー)の提出: 8月9日(日)締切

 学会誌『管理会計学』の執筆要領に準拠して作成された報告論文(フルペーパー)の提出が報告の条件となります。ただし、論文の配布はございませんので、15頁の制限は設けません。なお、報告論文は学会ウェブサイトより大会前に会員に公開されます。

 多数の皆様がご参加下さいますよう鋭意努めて参りますので、よろしくお願い申し上げます。

日本管理会計学会2020年度年次全国大会準備委員会
委員長  辻 正雄(名古屋商科大学大学院) 

2019年度年次全国大会 大会記

東京国際大学 奥 倫陽

■■日本管理会計学会2019年度年次全国大会(準備委員長:専修大学 伊藤和憲氏)は、2019年8月27日(火)から29日(木)までの3日間にわたって、専修大学生田キャンパスで開催された。27日は、選挙管理委員会、常務理事会、理事会および各種委員会が開催された。28日は、10:00から7会場で、計13の自由論題報告が行われた。その後、11:10から基調講演が行われた。13:10から会員総会が行われた。14:00から統一論題の報告が行われた。16:00から特別講演が行われた。17:30から専修大学生田キャンパス蒼翼の間にて会員懇親会が盛大に開催され大会2日目は終了した。会員懇親会では、冒頭、水野一郎会長の挨拶の後、専修大学学長佐々木重人先生よりご挨拶を頂戴した。29日は、10:00より7会場で、計26の自由論題報告が行われた。その後、13:10からスタディ・グループの中間・最終報告が行われた。13:40から産学共同研究グループの報告が行われた。最後に、14:20から統一論題討議が行われ、盛況のうちに大会は終了した。なお、28日と29日の両日にわたって会長選挙および理事選挙が行われた。3日間の参加者は、250名であった。

■■学会賞
・特別賞(第15号):廣本敏郎氏(一橋大学名誉教授)
・文献賞(第20号):伊藤克容氏(成蹊大学) 受賞業績:『組織を創るマネジメント・コントロール』中央経済社, 2019年.
・論文賞(第12号):渡辺岳夫氏(中央大学) 受賞業績:「アメーバ経営システムの運用の継続企業と中止企業の比較―組織成員に対する心理的な影響メカニズムの多母集団同時分析―」『管理会計学』27巻1号, 2019年, pp.35-55.
・奨励賞(第22号):鬼塚雄大氏(慶應義塾大学大学院) 受賞業績:「自律的な在外子会社に対する本社による業績管理の影響」『管理会計学』27巻1号, 2019年, pp.109-124.

 

 

 

 

 

 

 

 

■■基調講演
 櫻井通晴氏(専修大学名誉教授)により「コーポレートガバナンス・コードの制定とROE活用の是非」という演題で、伊藤和憲氏(専修大学)の司会のもと基調講演が行われた。講演では、日本企業がROE8%を経営目標にすべきかについて、日本の研究者・実務家の反応に基づいて検討された。結論としてROEを目標利益としてもつことが、持続的な企業発展を阻害する可能性を指摘された。最後に講演者とフロアーとの質疑応答が行われた。

■■特別講演
 Chris Chapman氏(University of Bristol)により”Big data and Management Control”という演題で、澤邉紀生氏(京都大学)の司会のもと特別講演が行われた。講演では、マネジメント・コントロールにおける今日の挑戦的な課題の1つとしてビックデータを取り上げられた。ビックデータ・アナリティクスに関連する講演者自身のフィールドワークを通して、有益なマネジメント・コントロールのために、どのようなデータが利用でき、どのような目的で利用されるかが具体的に明らかにされつつあると指摘された。なお、本特別講演は、公益財団法人メルコ学術振興財団の支援を受けて行われた。

■■統一論題報告・討議
 「マネジメント・コントロールの展開と今日的課題」というテーマで、澤邉紀生氏(京都大学)の座長のもと統一論題の報告が行われた。座長による開題の後に、次の3つの報告が行われた。統一論題の翌日に統一論題討議が行われた。

■統一論題報告:第1報告 浅田拓史氏(大阪経済大学)
 浅田拓史氏(大阪経済大学)により「製造業における管理会計実践と自律創造型コントロール」という演題で報告された。報告では、製造業における管理会計実践についてコマツの経営改革でみられる自律創造型コントロールに基づき検討され、自律創造型コントロールの実践が管理会計知識をめぐる管理会計担当者の役割に変化を与えると指摘された。

■統一論題報告:第2報告 青木章通氏(専修大学)
 青木章通氏(専修大学)により「サービス組織における価値共創プロセスとマネジメント・コン トロール・システム」という演題で報告された。報告では、顧客との価値共創プロセスにおけるマネジメント・コントロール・システムの特徴についてfreee株式会社の事例を通して検討され、価値共創を念頭に置いたマネジメント・コントロール・システムの設計には、マネジメント・コントロールを拡張した概念として理解する必要性を指摘された。

■統一論題報告:第3報告 伊藤克容氏(成蹊大学)
 伊藤克容氏(成蹊大学)より「「両利き経営」を実現するマネジメント・コントロールの要件」という演題で報告された。報告では、「スタートアップ」で求められる経営行動を題材として、マネジメント・コントロール理論の拡充、拡張について検討された。会計情報の使われ方が従来と大きく異なるため、理論体系の拡張の必要性を指摘された。

■統一論題討議
 澤邉紀生氏(京都大学)の座長のもと、統一論題報告者3名をパネリストとして、統一論題討議が行われた。フロアーからの質問に基づいて活発な討議が行われた。

■■スタディ・グループ
 飯島康道氏(愛知学院大学)の司会のもと、スタディ・グループの中間報告と最終報告が行われた。研究課題「日本における管理会計技法・情報利用の変容に関する研究」(研究代表者:吉田栄介氏(慶應義塾大学))について中間報告が行われた。研究課題「医療機関におけるマネジメント・システムの導入とその成果に関する研究」(研究代表者:伊藤和憲氏(専修大学))について最終報告が行われた。

■■産学共同研究グループ
 淺田孝幸氏(立命館大学)を研究代表者とする研究課題「グローバル管理会計規準の可能性と展望に関する研究」の産学共同研究グループの最終報告が、大槻晴海氏(明治大学)の司会のもと行われた。

 

(会員懇親会)