日本管理会計学会2025 年度第2 回(第69 回)九州部会のご案内

2025 年10 月吉日

日本管理会計学会会員各位

日本管理会計学会
2025 年度第2 回(第69 回)九州部会のご案内

拝啓
初秋の候、会員の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
下記の要領にて、日本管理会計学会九州部会2025 年度第2 回(第69 回)大会を、九州産業大学(福岡市、準備委員長:浅川哲郎氏)を開催校として、ハイブリッド方式(対面参加+オンライン参加)にて開催いたします。参加費は無料です。懇親会は開催いたしません。
万障お繰り合わせのうえ、ご参加賜りますようご案内申し上げます。
参加される方は、準備の都合上、11 月14 日(金)までに、下記リンク先のMicrosoft フォームから、もしくは九州部会事務局宛メールにて、参加登録をお願いします。参加登録者全員に、11 月20 日(木)頃に、Zoom のURL をメールでお知らせいたします。

<参加登録用フォーム> https://forms.office.com/r/17J1xUpFq4

敬具

1.日時:2025 年11 月22 日(土) 13:55〜16:45
2.開催校:九州産業大学(福岡市東区松香台2-3-1)
アクセスとキャンパス案内については、下記のホームページでご確認ください。
https://www.kyusan-u.ac.jp/guide/summary/access.html
https://www.kyusan-u.ac.jp/guide/summary/campus.html

3.プログラムは別紙の通り

【日本管理会計学会九州部会事務局】
〒814-8511 福岡市早良区⻄新6-2-92
⻄南学院大学商学部 丸田起大研究室内
TEL:092-823-4320
email: o-marutaseinan-gu.ac.jp

プログラムのダウンロード

日本管理会計学会第2回関西・中部部会の開催について

会員の皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、下記の要領にて、日本管理会計学会 2025 年度第2 回関西・中部部会を愛媛大学(準備委員長:尾花忠夫)を開催校として、ハイブリッド方式(対面+オンライン)にて開催いたします。

今回はゲストスピーカーとして水口皓介氏(水口酒造株式会社 代表取締役社長)をお招きし、ご講演を頂きます。また、自由論題報告として2件のご報告を予定いたしております。

なお、部会参加費は無料です(公式での懇親会は開催いたしません)。万障お繰り合わせのうえ、ご参加賜りますようご案内申し上げます。

参加をご希望の方は、準備の都合上、11月10日(月)までに、下記のリンク先 Googleフォームからお申込みください。オンライン参加の皆さまには、別途、Zoom ID を送信させていただきます。

(参加申込フォーム)
https://forms.gle/h5gf1b73awcjdodaA

1.日時:2025年11月15日(土)13時30分~16時45分
2.開催場所:愛媛大学城北キャンパス(愛媛県松山市文京町)
3.報告会場:社会共創学部本館4階ラーニングコモンズ1
4.お問い合わせ先:愛媛大学社会共創学部 尾花忠夫
E-mail:obana.tadao.bp[at]ehime-u.ac.jp([at]を@に変換してください。)

※交通アクセスおよびキャンパスマップについての詳細は以下をご覧ください。
https://www.ehime-u.ac.jp/about/access/#sc-01

関西・中部部会プログラム ⇒ ダウンロード

日本管理会計学会2025年度 第3回フォーラムの開催について

日本管理会計学会会員各位

日本管理会計学会2025年度 第3回フォーラムを、下記の通り開催いたします。今回のフォーラムは、「地域活性化のために管理会計が果たすべき役割とは何か?」をテーマとし、対面形式にて行います。特別講演では、寛政元年(1789年)創業の笛木醤油株式会社より代表取締役社長の笛木吉五郎氏をお招きし、老舗企業における地域活性化の取り組みについてご講演いただきます

ご多忙の折とは存じますが、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。


フォーラム概要 

日時: 2025年11月29日(土) 14:00〜16:40
会場: 東京国際大学 川越第1キャンパス 2号館3階 232教室
参加費: 無料(一般の方のご参加も歓迎いたします)
主催: 日本管理会計学会
共催: 東京国際大学商学部 地域共創のための経営管理会計教育研究イニシアティブ(REIMAC)、東京国際大学大学院商学研究科
後援: 川越商工会議所


プログラム 

13:30 受付  
14:00~14:05

開会挨拶

 

﨑 章浩 氏 (日本管理会計学会 会長/東京国際大学)

 
14:05~15:00

特別講演 「235年続く老舗醤油蔵によるマネジメントシステムを活用した地域活性化の取り組み」

笛木 吉五郎 氏 (笛木醤油株式会社 代表取締役社長 十二代目当主)

 
15:10~15:50

研究報告① 「中小企業における管理会計の事例」

伊藤 和憲 氏 (東京国際大学)

 
15:55~16:35

研究報告② 「管理会計研究者と税理士法人が連携した地域企業人材に対する管理会計教育の可能性-新しい地方創生の展開を視野に入れて-」

宮地 晃輔 氏 (長崎県立大学)

 
16:35~16:40

閉会挨拶

 

奥 倫陽 氏 (フォーラム準備委員長/東京国際大学)


参加登録 

本フォーラムへの参加には事前登録が必要です。以下のURLより【2025年11月27日(木)まで】にお申し込みください


懇親会のご案内 

フォーラム終了後、電車でご移動いただき川越駅周辺にて懇親会を予定しております

会費: 4,000円
懇親会申込締切: 【2025年11月1日(土)まで】

参加をご希望の方は、上記と同じ参加登録フォームよりお申し込みください。懇親会ご参加の方には、会場等あらためてメールいたします。
※定員に達し次第、受付を締め切らせていただく場合がございます


会場アクセス 

会場: 東京国際大学 川越第1キャンパス
住所: 埼玉県川越市的場北1-13-1
交通:東武東上線「霞ヶ関」駅南口より徒歩5分
    JR川越線「的場」駅より徒歩13分

    Googlemapリンク

【注意事項】
学内への駐車はできません。公共交通機関をご利用いただくか、近隣の駐車場をご利用ください
キャンパス内は全面禁煙です


お問い合わせ 

日本管理会計学会2025年度第3回フォーラム準備委員会
E-mail: jama19910727@gmail.com

 

PDF版のご案内(ダウンロード

会長就任,3年目を迎えるにあたって

会長 﨑 章浩(東京国際大学)

 2023年4月に会長に就任し,はや2年が過ぎようとしています.
 就任にあたって,社会に開かれた学会をモットーに,社会への貢献,学会の発展,会員の先生方の研究活動の充実,さらには産学連携による地域経済の発展への貢献を目標に掲げ,学会の運営に携わってきました.お蔭さまで,執行部の先生方をはじめ,常務理事,理事の先生方,監事の先生方,参事の先生方のご協力のもと,会員の先生方のご支援を得て,順調に歩んでくることができました.この場を借りて,厚く御礼申し上げます.
 1年目は,管理会計の実務への普及と定着を目指して(一社)日本記念日協会に「管理会計の日」を登録し「学会ロゴマーク」を作成しました.また,現状に鑑みて「学会誌編集委員会運営規程」「学会賞規程」等の規程を改正しました.ご協力いただいた「学会誌編集委員会」「学会賞審査委員会」の先生方にはこの場を借りて改めて御礼申し上げます.さらには,将来の会員増のために非会員のフォーラム等への参加を認めるよう「会則」を改定しました.また,参事の先生方の学会活動を支援するための予算化を進めてきました.
 2年目は,国内外の関連機関との提携および交流を促進するための「共催に関する規程」,ロゴマークを浸透させるための「日本管理会計学会ロゴマーク使用基準」を制定しました.また,会員の研究活動の支援を充実するために「スタディ・グループ規程」を改正しました.さらには,1年目から「実務家交流委員会」の先生方に検討していただいてきた会員,とくに賛助会員の増加について,委員会の先生方のご尽力により賛助会員が8社から12社へと増加しました.この場を借りて「実務家交流委員会」の先生方に御礼申し上げます.
 次年度は最終年度であり,中期を含めた短期目標として各種規程の更なる見直し,また「研究倫理綱領」の制定,実務家の研究支援のための「学会賞」の新設ならびに改定,一部改称,学会の社団法人化などを会員の皆様に諮りたいと考えています.また,就任当初より中期目標として掲げていた会員,とくに賛助会員の増加について,引き続き「実務家交流委員会」を中心に進めていきたいと考えています.さらには,産学連携による地域経済の発展への貢献を促進し,また「管理会計の日」の普及を目指して渋沢栄一氏関連の企業を含め各種団体との連携を図りたいと考えています.
 さて,昨年11月14日(木)にCIMA会長のSimon Bittlestone氏とお会いし,意見交換しました.今後も協力関係を深めていくことで合意しました.そのさい,同氏から『Global Management Accounting Principles 2nd edition』を新たに公刊したので,その翻訳をお願いしたいとの申し出があり,旧版を本学会で翻訳した経緯があることから,お引き受けしました.2025年度の事業計画に含めたいと考えています.
 残任期間が1年となりましたが,管理会計の理論と実務の幅広い普及と定着を目指し,日本管理会計学会がより魅力があり社会的に信頼される学会に発展するよう,全身全霊をかけて取り組む所存です.会員の先生方の一層のご支援,ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます.

「管理会計の日」記念フォーラム開催記

 「管理会計の日」記念フォーラムは、2025年9月13日(土)14時00分から16時40分まで、専修大学神田キャンパスにおいて対面形式にて開催された。開会に先立ち、本学会会長・﨑章浩氏(東京国際大学)よりご挨拶を賜った。続いて『管理会計の日』制定にご尽力され、「管理会計の先駆者としての渋沢栄一の研究」スタディ・グループ研究代表の水野一郎氏(関西大学名誉教授)よりフォーラム開催の趣旨と経緯について解説いただいた。その後、内山哲彦氏(青山学院大学)の総合司会により、プログラムは滞りなく進行した。

﨑章浩会長挨拶 

水野一郎氏解説

 本フォーラムでは、特別講演として桑原功一氏(渋沢資料館館長)をお迎えした。あわせてモデレーターに水野一郎氏、パネリストに塚越稔氏(深谷市渋沢栄一政策推進課)、奥倫陽氏(東京国際大学)、関谷浩行氏(日本大学)によるパネル・ディスカッションが行われた。当日は、57名の参加があり、特別講演とパネル・ディスカッションに対して活発な質疑応答が交わされ、有意義な議論が展開された。フォーラム終了後には懇親会も催され、参加者間の親睦と渋沢栄一への理解がより一層深まった。盛況のうちに本フォーラムは無事に閉会した。

〔特別講演〕
◎講演者:桑原 功一 氏(渋沢資料館 館長)
◎論題:渋沢栄一の経営思想

桑原 功一氏による特別講演

 桑原氏は渋沢栄一の経営思想として、合本主義と道徳経済合一説を検討した。渋沢は、道徳と経済を一致させる経営思想をもち、企業が活動する中で利益を社会へ還元するCSR的な考え方であったという。その中で、お金だけでなくヒトを重視し、特定の個人や一族が富むのではなく、社会全体を豊かにすることを志向したという。

〔パネル・ディスカッション〕
◎テーマ:渋沢栄一の経営思想と実践の継承
◎モデレーター:水野 一郎 氏(関西大学名誉教授)

◎パネリスト:塚越 稔 氏(深谷市 渋沢栄一政策推進課)
◎題目:深谷市の取組

塚越 稔氏による報告

 塚越氏は、大河ドラマや新紙幣採用が深谷市に及ぼした経済効果や、渋沢に関する深谷市の各種取組について説明した。その中でも渋沢の立志の精神の継承に力を入れており、市内の初等教育から道徳の時間に様々な教育活動が行われているという。また、企業経営者などを対象とした「論語と算盤」の考え方やチャレンジ精神を継承する人材を育成する取組として「渋沢栄一ひとづくりカレッジ」なども行われているという。

◎パネリスト:奥 倫陽 氏(東京国際大学)
◎題目:渋沢栄一の経営理念を継承する企業の取組

奥 倫陽氏による報告

 奥氏は、統合報告書を対象とした調査を実施し、渋沢栄一に関連するキーワードを分析した。分析の結果、コーポレート・レピュテーションの向上、経営方針の正当性や信頼性の強調、長期的な視点を持った経営の強調といった特徴を発見した。また、インタビュー調査から「論語と算盤」に関連する情報を社員に提供することによる組織文化の醸成の取り組みについて明らかにした。

◎パネリスト:関谷 浩行 氏(日本大学)
◎題目:養育院における渋沢栄一の福祉経営の原理と継承

関谷 浩行氏による報告

 関谷氏は、渋沢が約57年の生涯で最も長期間携った養育院について、その概要と管理会計研究の意義について検討した。渋沢の「公益の追求」という思想が福祉(救貧)へも反映され、経営形態が変遷していく中でも継承され続けているという。報告の中で、管理会計研究の意義として、養育院研究という未開拓分野の開拓、公私連携の財務構造の解明、渋沢の公益事業哲学の具現が提示された。

文責 古川原 駿(専修大学大学院博士後期課程)