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2019年度第1回リサーチセミナーの開催案内と報告者募集について

会員各位

拝啓

春寒の候、先生方にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、2019年度第1回リサーチセミナーを、2019年6月29日(土)に青山学院大学青山キャンパスにて開催いたします。

それに伴いまして、リサーチセミナー報告者を募集致します。

報告を希望される方は、下記の要領をご参考の上、ご応募をお願い致します。ただし、会場やプログラムの都合により、ご報告のご希望に沿えない場合がありますことを何卒ご容赦ください。

なお、プラグラムの詳細は、後日改めてご案内させていただく予定です。

当日は、多くの方のご参加をお待ち申し上げております。

                             敬具

              記

開催日時:2019年6月29日(土)13時開始(予定)

会場:青山学院大学青山キャンパス

青山学院大学青山キャンパスへのアクセス

https://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/access.html

<応募要領>

1.締切日:2019年5月19日(日)

2.応募方法:下記を明記の上、メールにて応募ください。

 (1) 報告タイトルと概要(200~300字程度):

 (2) 氏名:

 (3) 所属機関:

 (4) 職名:

 (5) 連絡先:

 (6) プレゼン機器使用(PC、プロジェクター)の有無:

3. 応募先:青山学院大学 山口直也

  naoya[at]aoyamagakuin.jp

  ([at]を半角のアットマークに変更してください。)

2019年度 第1回 企業研究会 開催のお知らせ

日本管理会計学会会員の皆様

会員の皆様には、ますますご健勝のことと存じます。

2019年度 第1回 企業研究会 を下記のとおり開催いたします。

今回は、オムロン株式会社様およびオムロンヘスルケア株式会社様のご協力を得て、同社のTOC実践およびROIC管理についてご説明を頂きます。

奮ってご参加を頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

■ 日 時: 2019年6月8日(土) 13:30~16:00

■ 訪問先: オムロンヘルスケア株式会社様 ご本社

(所在地) 京都府向日市寺戸町九ノ坪53番地

■ 募集人員: 15名 (先着順とさせて頂きます

■ 集合場所: 13:10 JR東海道線(京都線)桂川駅 改札口(出たところ)

※桂川駅は、京都駅からJR線で大阪方面へ2駅目です。快速・普通にご乗車下さい。新快速は停車しませんので、ご注意下さい。

※土曜日(会社休業日)につき、オムロンヘルスケア様の入口が異なる為、集合した後、全員で一緒に移動する予定です。

■ スケジュール(予定):

13:10 JR東海道本線(京都線)桂川駅 改札口集合

(徒歩にて、オムロンヘスルケア様に移動)

13:30~13:40 ご挨拶

13:40~14:00 オムロンヘルスケア様 会社概要

14:00~14:40 TOC(理論)による改善事例について

14:40~14:55 質疑応答

14:55~15:05 休憩

15:05~15:45 オムロン様のROIC管理について

15:45~16:00 質疑応答、学会より挨拶

(終了後、現地解散)

  • お申し込み方法:

当件担当の今井範行( silverstone{at]mta.biglobe.ne.jp :[at]を半角の@に変更してください)まで、「お名前、ご所属、ご連絡先(当日連絡がとれる携帯電話番号)」を、メールにて連絡下さい。メールのタイトルは、「企業研究会参加申込(お名前)」として下さい。お申し込み期限は、5月24日(金)とさせて頂きます(但し、先着順で定員に達した際や訪問先との利害関係などから、ご希望に沿えない場合もございますこと、予めご了承の程、お願い致します)。なお、ご参加者の名簿(お名前、ご所属、携帯電話番号)は、訪問先にも提出させて頂きますので、合わせてご了承を頂きますよう、お願い申し上げます。

当件担当: 今井 範行 (トヨタFS)

silverstone[at]mta.biglobe.ne.jp
:[at]を半角の@に変更してください

以 上

PDFバージョンはhttps://sitejama.jp/wp-content/uploads/2019/03/20190605.pdfをクリックしてください。

2019年度第1回関西・中部部会 自由論題報告者の募集について

日本管理会計学会会員各位

日本管理会計学会 第35回(2019年度第1回)関西・中部部会を
2019年5月18日(土)に近畿大学東大阪キャンパスにて開催します。

つきましては、自由論題報告の報告者を募集いたします。
報告を希望される方は、下記の要領をご覧のうえ、応募してください。
なお、応募者多数の場合、調整させていただくことをご了承ください。

開催日時:2019年5月18日(土) 13時30分開始(予定)
会場:近畿大学東大阪キャンパス
交通アクセス:近鉄大阪線 長瀬駅から徒歩約10分

<応募要領>
1.締切日:2019年4月12日(金)
2.応募方法:下記を明記のうえ、メールにて応募してください。
(1)報告タイトルと概要(200~300字程度)
(2)氏名
(3)所属機関
(4)職名
(5)連絡先メールアドレス
(6)利用機器など
3.応募先:近畿大学経営学部 安酸建二

kyasukata[at]bus.kindai.ac.jp
([at]を半角の@に変更してください)

日本管理会計学会2018年度第3回フォーラムおよび第2回関西・中部部会 開催記

■■ 日本管理会計学会2018年度第3回フォーラムおよび第2回関西・中部部会(準備委員長:山本浩二氏)が、2018年11月17日(土)に大阪学院大学(大阪府吹田市)にて開催された。石田秀樹氏(元 京セラ(株)常務取締役・経営管理本部長)の特別講演の他、自由論題4件の報告が行われた

■■ 特別講演として、石田秀樹氏より、「アメーバ経営の原点と制約理論の展開 - あたらしい経営会計の展望」と題する講演が行われた。石田氏は、長く京セラ(株)において、米国現地法人へのアメーバ経営の導入や、財務会計や管理会計との調整システムの構築など、アメーバ経営に携わってこれられた旨の紹介が水野一郎会長からなされた。講演では、まず、京セラにおけるアメーバ経営の原点として、時間あたり価値計算が作り出された経緯の説明がなされた。特に、当時の京セラの状況などを踏まえた説明は臨場感あふれるものであったが、時間あたり価値計算が、あくまでも生産現場の改善のために生み出されたものであることが説明された。
 その後、京セラを離れられた後、(株)ビーイングにおいて、アメーバ経営と制約理論の結合による新たな会計システムの設計を試みられ、「エッジ会計」についての提案がなされた。エッジは、新技術等企業の競争力の源泉であり、この目的は、生産現場のイノベーションを向上させるためである。まさに、京セラがアメーバを生み出した、その経緯と一致するものであり、そのような会計システムが、今後の管理会計において必要であることを述べられ、講演を締めくくられた。

■■ 自由論題 第1報告は、卜志強氏(大阪市立大学)より、「中国企業におけるアメーバ経営の導入と展開」と題する報告が行われた。まず、中国における日本的経営手法の導入の状況について説明がなされ、アメーバ経営についても導入されてきている旨の説明がなされた。次に、実際の事例として、製造業、サービス業から、それぞれ2社のアメーバ経営の状況について説明された。まず、製造業として、宝鋼金属へのアメーバ経営の導入事例について説明された。次に、サービス業として、銀座集団のホテルへの導入について説明された。いずれも業績の向上だけでなく、従業員の意識の向上などが見られる成功事例とのことであった。一方で、中国におけるアメーバ経営の導入については、アメーバ経営への理解不足や、短期的な成果を追求するなどの原因から、失敗した事例を多くみられるとのことで、アメーバ経営の導入には、経営環境や企業特質などを考慮しなければならないことが説明された。

■■ 第2報告は、古田隆紀氏(大阪学院大学)より、「京セラフィロソフィに関する研究」と題する報告が行われた。まず、近年のアメーバ経営に関する研究においては組織文化に関する記述がないことが研究の動機である旨、説明がなされた。その上で、本報告では、「京セラフィロソフィは、組織文化を共有・伝承するための手段である」という仮説を示し、その検証をおこなった。その方法として、2つの参考文献をもとに、京セラのもつ組織文化を抽出し、アメーバ経営のシンボル要素と、京セラフィロソフィと組織文化の関係を明示していくことで、アメーバ経営と京セラフィロソフィとが、お互いに作用し合う関係であり、それを通して組織文化が醸成されていくと考えられ、これにより、先に示した仮説の検証をおこなった旨の説明がなされた。

■■ 第3報告は、中野延市氏((株)ナカノモードエンタープライズ)より、「原価企画思考の適用領域拡大―おせち『板前魂』における原価企画」と題する報告が行われた。まず、おせち料理という高価な季節商品のみを取り扱う専門店の経営におけるビジネスモデルについての説明がなされた。その際、自社企画製品のみを取り扱うため、高い付加価値をもつ工程として、商品開発と配送があり、特に商品開発において、高品質・低価格の商品を提供するための原価企画がおこなわれていることが説明された。低価格化を目指すために、コストを詳細に分類し、そのコストドライバーを分析し、対象となるリソースを改善していくことで、実現していること等が説明された。

■■ 第4報告は、佐藤正隆氏(慶應義塾大学大学院生)より、「ERPのシステム連携とその影響について-今後の改訂に対する意思決定の考察-」と題する報告が行われた。ERPの導入における失敗事例として、機能を分けて導入することで、システムの連携度が低いことがある旨、説明された。そのため、ERPの導入においては、システムの連携度が重要な要素であり、そのことを東証一部上場企業と対象に質問票調査をおこない、機能を一括導入する企業はシステム連携度が高いことを統計解析により確認をおこなった。また、その上で、ケースを紹介し、一括導入により、トータルコストが削減できること、サプライチェーン全体の情報管理し易いことなどが明らかとなり、システム連携が重要な要素であることの説明がなされた。

後藤晃範(大阪学院大学短期大学部)