「企業研究会」カテゴリーアーカイブ

2019年度 第1回 企業研究会 開催のお知らせ

日本管理会計学会会員の皆様

会員の皆様には、ますますご健勝のことと存じます。

2019年度 第1回 企業研究会 を下記のとおり開催いたします。

今回は、オムロン株式会社様およびオムロンヘスルケア株式会社様のご協力を得て、同社のTOC実践およびROIC管理についてご説明を頂きます。

奮ってご参加を頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

■ 日 時: 2019年6月8日(土) 13:30~16:00

■ 訪問先: オムロンヘルスケア株式会社様 ご本社

(所在地) 京都府向日市寺戸町九ノ坪53番地

■ 募集人員: 15名 (先着順とさせて頂きます

■ 集合場所: 13:10 JR東海道線(京都線)桂川駅 改札口(出たところ)

※桂川駅は、京都駅からJR線で大阪方面へ2駅目です。快速・普通にご乗車下さい。新快速は停車しませんので、ご注意下さい。

※土曜日(会社休業日)につき、オムロンヘルスケア様の入口が異なる為、集合した後、全員で一緒に移動する予定です。

■ スケジュール(予定):

13:10 JR東海道本線(京都線)桂川駅 改札口集合

(徒歩にて、オムロンヘスルケア様に移動)

13:30~13:40 ご挨拶

13:40~14:00 オムロンヘルスケア様 会社概要

14:00~14:40 TOC(理論)による改善事例について

14:40~14:55 質疑応答

14:55~15:05 休憩

15:05~15:45 オムロン様のROIC管理について

15:45~16:00 質疑応答、学会より挨拶

(終了後、現地解散)

  • お申し込み方法:

当件担当の今井範行( silverstone{at]mta.biglobe.ne.jp :[at]を半角の@に変更してください)まで、「お名前、ご所属、ご連絡先(当日連絡がとれる携帯電話番号)」を、メールにて連絡下さい。メールのタイトルは、「企業研究会参加申込(お名前)」として下さい。お申し込み期限は、5月24日(金)とさせて頂きます(但し、先着順で定員に達した際や訪問先との利害関係などから、ご希望に沿えない場合もございますこと、予めご了承の程、お願い致します)。なお、ご参加者の名簿(お名前、ご所属、携帯電話番号)は、訪問先にも提出させて頂きますので、合わせてご了承を頂きますよう、お願い申し上げます。

当件担当: 今井 範行 (トヨタFS)

silverstone[at]mta.biglobe.ne.jp
:[at]を半角の@に変更してください

以 上

PDFバージョンはhttps://sitejama.jp/wp-content/uploads/2019/03/20190605.pdfをクリックしてください。

2018年度 第1回企業研究会 開催記

■ 2018年度第1回企業研究会は、2018年8月22日(水)に、日東電工株式会社尾道事業所(広島県尾道市)で開催されました。当日は、台風の到来が心配されましたが、幸運にも晴天に恵まれ、北は北海道から南は九州に至るまで全国から19名の参加があり、日東電工株式会社の企業紹介、尾道事業所のショールーム・工場見学、総ロス削減活動の紹介、ならびに質疑応答と相互交流がおこなわれました。

■ 最初に、岡田和之様(情報機能材料事業部門尾道事業所長)より、日東電工株式会社の企業紹介がありました。同社は1918年10月25日の設立で、今年100周年を迎えられます。同社の2018年3月期の連結売上高は8,562億円、連結従業員数は29,704名、国内20社・海外73社のグループ会社を擁し、自動車・他輸送機器、住宅・住宅設備、社会インフラ、素材、家電・電子機器、ディスプレイ、電子デバイス、医療、包装材料、消費財などの幅広い事業を展開されています。同社は、Misson「新しい発想でお客様の価値創造に貢献します」のもと、価値観・心構え・行動基準としてのThe Nitto Wayを従業員間で共有し、日々、新たな価値創造にチャレンジされています。尾道事業所は同社の情報機能材料事業部門に所属し、スマートフォン・ゲーム機などのタッチパネルに必要不可欠な透明導電性フィルムや、テレビ・パソコン・携帯電話・カーナビなどのディスプレイに欠かせない光学フィルム等を開発・生産しています。

■ 次に、総務部の坂本孝輔様と製造部の和田守正様のご案内により、尾道事業所のショールームと工場を見学しました。ショールームでは、同社の代表製品の1つである液晶表示用偏光板の製造工程と機能について、モデルと実演によって分かりやすく説明していただきました(写真)。また、工場では、光学フィルム専用工場ならではの製造工程を見学でき、理解を深めることができました。

■ さらに、開発部の水嶋洋明様より、情報機能材料事業部での総ロス削減活動の紹介がありました。同活動は、のべ約100名以上の従業員が参画する形で、大幅な合理化(コスト削減)と不良率の低減を目指して展開された活動です。また、同活動のなかでは、従来の製造管理指標には表れない新たな課題を全体俯瞰の視点から発見するため、MFCA(マテリアルフローコスト会計)が採用され、総ロス削減の成果に大きく貢献したことが報告されました。

■ 最後に、当研究会全体を通しての質疑応答が活発におこなわれ、参加者一同、より一層、理解を深めることができました。そのうえで、学会を代表して水野一郎会長が挨拶され、学会ならびに企業研究会の活動を紹介されるとともに、当日の日東電工様の真摯なご対応に対し、御礼を述べられました。

■ 事務局より、今回の企業研究会は、中嶌道靖先生(関西大学)の多大な仲介の労により、開催の運びとなりましたことを、申し添えさせていただきます。本当に有難うございました。

理事 今井範行 (トヨタファイナンシャルサービス株式会社)

2018年度 第1回 企業研究会 開催のお知らせ

日本管理会計学会会員の皆様

会員の皆様には,ますますご健勝のことと存じます.
2018年度 第1回 企業研究会 を下記のとおり開催いたします.
奮ってご参加をいただきますよう,よろしくお願い申し上げます.

■ 日  時: 2018822 (水) 13:1516:30
■ 訪問先: 日東電工株式会社 尾道事業所 (工場見学・「総ロス削減活動」紹介・懇談等)
(事業所所在地) 広島県尾道市美ノ郷町本郷455番6号
■ 募集人員: 25名 (先着順とさせていただきます
■ スケジュール (予定):

13:15 山陽新幹線 新尾道駅 南口駅前 集合 (※)

(※) 南口の駅前ロータリーに,日東電工様の送迎マイクロバスが待機しています.
ご到着次第,送迎マイクロバスに直接ご乗車のうえ,お待ちください.

13:15の定刻になり次第,出発いたします

<バスにて事業所へ移動>

13:30~14:15 日東電工株式会社 企業紹介
14:15~14:45 尾道事業所 工場見学 (写真撮影は不可)
14:45~15:15 「総ロス削減活動」紹介
15:15~16:10 質疑・ディスカッション・懇談等

<バスにて駅へ移動>

16:30 新尾道駅 解散

  • お申し込み方法

当企業研究会担当の今井範行( silverstone(at)mta.biglobe.ne.jp[(at)を半角のアットマークに変更してください] )まで,①お名前,②ご所属,③ご連絡先(当日連絡がとれる携帯電話番号),をメールでご連絡ください.メールのタイトルは,「企業研究会参加申込(お名前)」としてください.お申し込み期限は,83日(金)とさせていただきます.(ただし,先着順で定員に達した際や訪問先との利害関係などから,ご希望に沿いかねる場合もございますこと,予めご了承の程,お願いいたします) なお,ご参加者の名簿(お名前,ご所属,携帯電話番号)は訪問先にも提出させていただきます.

 

当件担当: 今井 範行 (トヨタFS)
メール:  silverstone(at)mta.biglobe.ne.jp
[(at)を半角のアットマークに変更してください]

2017年度 第2回企業研究会 開催記

2017年度 第2回企業研究会は、2018年3月13日(火)に花王株式会社すみだ事業場/東京工場(墨田区文花2-1-3)で開催され、16名の学会員が参加しました。

14:00から最初に、伊藤雅範(花王(株)SCM部門 人財開発グループ)様および花王の女性社員から花王の紹介ビデオによる説明とスライドによる企業概要の説明、すみだ事業場/東京工場の概要説明の後、花王エコーシステムおよび花王ミュージアムの見学が行われました。花王エコーシステムは、1978年から消費者相談窓口として運用されています。現在では、生活者コミュニケーションセンターとして花王の製品をはじめ様々な相談や問合せに対応できるようにあらゆる情報がデータベース化されていて1日800件ほどの問合せがあり、その活動報告書が毎年、出されています。花王ミュージアムの見学では、花王の歴史ゾーン、清浄文化史ゾーン、コミュニケーションプラザに分けられていて、数多くの展示物やビデオ映像による解説などを含めて懇切丁寧に説明していただき、大変興味深く見学することができました。

休憩をはさんで15:50から「花王の会計について」ご説明がありました。ご担当者は、花王(株)会計財務部門管理部 管理会計グループ・マネジャー(管理会計担当)の毛利竜弥様でした。「花王の会計について」というタイトルは、管理会計のみならず2016年からのIFRS導入の説明もあり「花王の会計」に関する広範な説明がありました。ご説明の主な項目は管理会計のテーマが中心であり、花王における会計財務部門管理部の組織上の位置付け、事業部制における事業利益の計算、EVAによる業績評価、グローバル・キャッシュ・マネジメント、SAP社のERP、IFRSの適用、投資回収計算、予算管理、標準原価、マーケティング・コストの管理など、非常に幅広いテーマについて1時間ほど説明していただきました。その後、数人の参加者から質問があり、それに対して毛利様から懇切丁寧な応答が17:00まで行われ、管理会計の研究者にとって非常に勉強になりました。なお、企業研究会終了後、JR総武線「亀戸」駅駅前の居酒屋で有志による懇親会が行われました。

201803141.jpg

本橋正美(明治大学)

2017年度 第1回企業研究会 開催記

■■2017年度第1回企業研究会は、2017年8月4日(金)に、トヨタ自動車株式会社(愛知県豊田市)で開催されました。当日は、真夏の晴天に恵まれ、水野会長、中川副会長はじめ22名の参加があり、工場見学、技術・歴史・実車展示見学、ならびに、トヨタ側からのブリーフィングと懇談会がおこなわれました。

■■最初に、トヨタの堤工場を見学しました。堤工場は、元町工場、高岡工場とともにトヨタ本社地区における歴史のある主力工場の1つで、現在はプリウス、カムリをはじめとした国内向けと輸出用のミッドサイズカーの最終組立を主としておこなっています。また、堤工場は、CO2をはじめとする環境負荷の最小化を目指した「サステイナブル・プラント」のモデル工場であり、かつ、海外工場の立ち上げや日常の現場運営を日本から支援する「マザー工場」の1つにもなっています。当日は、堤工場の溶接工程、組立工程、検査工程を中心に約1時間かけて見学し、トヨタ生産方式やカイゼン活動などについての説明を受けました。

20170812 toyota.jpg■■工場見学の後、トヨタ本社内にあるトヨタ会館へ移動し、トヨタの技術・歴史・実車の展示見学をおこないました。特に、技術展示では、ハイブリッド・システムの機構、燃料電池自動車の仕組み、予防安全・衝突安全の考え方など、自動車の最新の技術動向に対する理解を深めることができました。また、歴史展示では、トヨタの創業の理念、トヨタ生産方式の生成とその内容、近年の自動車事業のグローバル展開の経緯などについて、多面的に認識をはかることができました。展示見学に続き、同じくトヨタ会館内で懇談会が開催されました。懇談会では、トヨタ側より、前期決算の内容と今期業績の見通し、2016年度に実施された大規模な組織改編の概要、ならびに、自動車事業の利益構成と業績管理などに関するブリーフィングがおこなわれ、それをもとにしたQ&Aが活発に展開されました。

■■トヨタには、伝統的に「安全と健康が第一」との経営理念があり、特に今回の企業研究会は8月の猛暑のなかでの開催となったことから、参加者皆様の安全な工場見学と熱中症への対策には万全を期しました。皆様のご協力により、無事に企業研究会を開催することができましたことに、心より深く感謝申し上げます。

理事 今井範行(トヨタファイナンシャルサービス株式会社)